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2024年、観光業界の本格回復なるか-年頭所感(2)(旅行会社)

  • 2024年1月9日

 長らく続いたコロナ禍も昨年5月に5類移行となり、本格回復が期待され迎えた2024年だが、能登半島での大地震、羽田空港で航空事故が発生し、亡くなられた方々にお悔やみを申し上げると共に、被災、事故にあわれた方々には心よりお見舞い申し上げ、一日も早い回復を願うばかり。


 業界としては、オーバーツーリズムや人手不足などの問題も深刻さを増すなか、業界団体や大手旅行会社、航空会社などのトップは今年をどう見るか。全4回にわたって各分野トップの年頭所感を掲載。第2弾では旅行会社の年頭所感を紹介する。
※一部の年頭所感以外は、能登半島地震や航空機衝突事故発生前にいただいた・公開されたものです。




JTB代表取締役社長執行役員 山北栄二郎氏

このたびの令和 6 年能登半島地震により被災された皆様に心よりお見舞い申し上げるとともに、一日も早く生活の基盤が回復されますことをお祈り申し上げます。昨年 5 月の新型コロナウイルス 5 類感染症への移行に伴い、私たちは 3 年超に及んだコロナ禍を克服し、旅や交流が日常生活に戻ってきました。訪日インバウンド旅行は特に目覚ましい回復を見せ、訪問先としての日本への関心が一段と高まっています。世界の人流を見ても昨年の国際観……続きを読む







エイチ・アイ・エス代表取締役社長 矢田素史氏

2023年を振り返りますと、新型コロナウイルス感染症によって長く続いていた行動制限・水際対策が撤廃され、観光での国際交流が再始動する転換期となりました。諸外国で先行して活発化していたレジャーの旅先として、再び日本を選んでいただけるようになり、インバウンドはいち早くコロナ前水準に回復しました。日本市場におけるアウトバウンドにおいても、お客様に安心してご旅行いただける環境が整ったことは、観光業の正常化……続きを読む







KNT-CTホールディングス代表取締役社長 米田昭正氏

このたび令和 6 年能登半島地震により被災された方々には心よりお見舞いを申し上げます。また、1月2日に発生した羽田空港滑走路における事故でお亡くなりになられた方々に対し、深くお悔やみ申し上げるとともに、日本航空機からの避難時に負傷された方々のいち早い回復を祈念いたしております。さて、当社グループにおきましては、近畿日本ツーリスト株式会社が新型コロナウイルス関係業務において、自治体等に対し過大請求を行っ……続きを読む







日本旅行代表取締役社長 小谷野悦光氏

23 年 5 月、およそ 3 年半の長きに渡り向かい合ってきた新型コロナウイルス感染症も、晴れて 5 類移行となりました。以前のような日常が取り戻されていく中、人流および経済活動が活発化し、観光産業におきましても、人びとの「旅行」に対する意欲の回復が鮮明に感じられるようになりました。国内旅行も回復をしておりますが、特にインバウンドにおいては、コロナ前を上回る水準に急回復という状況が続いております。一連の旅行需要の……続きを読む







阪急交通社代表取締役社長 酒井淳氏

新型コロナウイルス感染症の5類移行で、日本の景気は回復が進み、物価高の影響を受けながらも個人消費は概ね堅調です。旅行業においては、コロナ禍の約3年にわたり厳しい事業環境が続きましたが、国内旅行は、付加価値の高い商品の開発や、政府の需要喚起策に連動した取り組みを進めた結果、拡大させることができました。一方、海外旅行は未だ回復途上にありますが、2024年は、辰年に因んで大空に駆け上がる昇り竜のごとく、新……続きを読む








東武トップツアーズ代表取締役社長執行役員 百木田康二氏

昨年は新型コロナウィルスに関する各種制約が概ね解除されたことを受け、国内旅行の需要が大きく回復した1年となりました。海外旅行については出入国制限の緩和が進み、より出かけやすい環境となったことで2021年・2022年と比較すると旅行者数は増加したものの、円安の定着、燃油サーチャージの負担継続、諸物価高謄、さらに不安定な国際情勢が影響し緩やかな上昇に留まりました。一方、訪日旅行については一昨年の水際対策緩和と円……続きを読む







ジャルパック代表取締役社長 平井登氏

昨年は長引くコロナ渦の収束を願いながらスタートした 1 年でしたが、5 月には 5 類移行しこれまで自粛されていたイベント等も再開、急速にコロナ以前の活気を戻した年となりました。それに伴い、低迷していた旅行需要についても回復傾向がみられました。ご利用いただきましたお客さま、ご支援いただきました皆さまへこの場を借りまして厚く御礼を申し上げます。ただし国内、海外旅行における回復速度については大きく乖離することとな……続きを読む







ANA X代表取締役社長 轟木一博氏

2023年は、国際情勢や物価高などの不安が続いている一方、新型コロナウイルスが5類感染症に引き下げられたことで、約3年ぶりに本格的な人の流れが見られるようになってきました。昨年、ANA XはANAグループの経済圏の中核を担う会社として、完成した商品・サービスに満足することなく一般消費者のお客様や法人・地域のパートナーの皆様に新しい価値を提供できるよう、不断の努力を積み重ねるとともに、様々な改善を図ってまいりま……続きを読む