ハミルトン島&ヘイマン島、豪州が誇るアイランドリゾートで休日を満喫
豪クイーンズランド州ゴールドコーストで5月上旬に現地商談会「ATE23」が開催され、海外から600名を超えるバイヤーやメディアが集まった。そして、その一員として参加した筆者はそのまま同州内でも屈指のリゾート地であるハミルトン島とヘイマン島を視察した。ウルルやオペラハウスと並ぶオーストラリアのアイコンとなりつつあるハート型のサンゴ礁「ハートリーフ」など、ウィットサンデー諸島の魅力を紹介する。
グレート・バリア・リーフにたたずむリゾートアイランド
今回訪れたウィットサンデー諸島は、クイーンズランド州北部のケアンズから630km、南部のブリスベンから1120kmの場所にあり、大小74もの島々からなる。世界遺産であるグレート・バリア・リーフの中に位置し、なかでもハミルトン島とヘイマン島は2大アイランドリゾートとして高い人気を誇っている。
ウィットサンデー地域へのアクセスは、本土側のウィットサンデー・コースト空港とハミルトン・アイランド空港(グレート・バリア・リーフ空港)が利用できるが、今回訪れた2島には後者が便利。いずれもブリスベンやシドニー、メルボルンから直行便が就航しており、今回はブリスベンから2時間弱での移動となった。
絶島のインターコンチネンタル・ヘイマン・アイランド・リゾート
実際の行程通りに紹介すると、13時35分に空港へ到着して14時にはヘイマン島へ向かうカタマラン船に乗船、15時20分過ぎに島へ到着した。宿泊先のインターコンチネンタル・ヘイマン・アイランド・リゾートは外周8km、面積2.94km2のヘイマン島を排他的に利用しており、船も同リゾートが運航。ほかにヘリコプターによる移動やプライベートボートのチャーターも用意されている(いずれも有料)。
船上では、到着前から潮風を感じながらラグジュアリーリゾートの滞在を満喫しはじめることが可能。ただし帰路は非常に大きく揺れ続けて船酔いしてしまったため、薬を飲んでおくのが良いかもしれない。
リゾートは島南端の三日月型の湾に沿うように作られている。最も特徴的なのが大きなプールで24時間利用可能。敷地内にはレストランとバーが5軒、24時間オープンのジム、スパなどが揃い、当然アクティビティも多数用意されている。
客室は「プール」「ラグーン」「パビリオン」「ビーチ」の4つのウィングやヴィラなど合計182室。プライベートプールやキッチンを備えていたり、部屋のバルコニーからそのままプールに飛び込めたりと多様なニーズに応える。
公式サイトを見ると、宿泊したプールウィングは遅くとも1980年代には現在の姿で存在しこれまでに何度かブランドが入れ替わるなど変遷を経ているが、大規模な改装が実施されてきたこともあって経年劣化を感じる場面はほとんどなく、ラグジュアリーリゾートならではの時間を過ごすことが可能だ。特に客室は、2019年にインターコンチネンタルとして開業した際のリノベーションに2年半の歳月と1.35億ドルを投じられたこともあって新規開業のホテルと見まがうばかりだった。