セブ・パシフィック航空 セブ線クラーク線を再開 今後の日本路線については「既存路線の増便を」
セブ・パシフィック航空は、5月1日からの成田~セブ線のデイリー運航と、5月21日からの成田~クラーク線の週4日の運航再開を発表した。上記運航再開により最新の日本路線の運航状況は下記の通り。週46便体制はコロナ前と同水準にまで回復したことになる。また、4月18日に開催した記者会見でセブ・パシフィック航空日本支社長の松本知彦氏は「今年に入り全路線の平均搭乗率が80%を記録している」と述べ、堅調な回復が窺える。
会見内で、日本支社としての今後のビジョンについて松本氏は「他のデスティネーションに比べ、フィリピンは物価等含め手頃な価格帯。セブ・パシフィックとしてもお手頃価格での航空券提供及び、代理店などを通じた魅力発信によりフィリピンを日本人にとって人気のデスティネーションとしていきたい。」と述べ、今後のプロモーションについてはセブ島を中心としたレジャー需要及び留学生を主なターゲットとして働きかけを行っていきたいとした。
今後の日本路線の拡大計画についてセブ・パシフィック航空社長兼CCOのアレクサンダー・ラオ氏は「新しい就航先は検討していくくものの、短中期的にはまずは現在就航中の路線の増便を図っていきたい。」と述べた。
また、セブ・パシフィック航空は今回のセブ線クラーク線の運航再開を記念して、日本からフィリピン行きのフライトの片道基本料金(燃油など諸税を除く)が最低100円になるセールを4月17日から開催しており、このセールを利用すれば燃油や税などを含めても30000円ほどで往復が可能となる。搭乗対象期間は2023年8月1日から2024年3月31日。セール初日の反響はかなり大きかったようで、セールでの販売座席数について「当初予定していた対象席数を拡大する可能性がある。」と会見で松本氏は明かした。