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1月の宿泊業の倒産は4件、1月としては過去20年で最小-TSR調査

  • 2023年2月13日

 東京商工リサーチ(TSR)によると1月の宿泊業の倒産は4件で、1月としては過去20年では2022年と並び最小となった。雇用調整助成金や各種支援金などの影響で低水準となった模様。

 負債総額は7億8500万円で3ヵ月ぶりに前年同月を下回り、1月としてはこちらも過去20年で最小で、初めて10億円台を下回った。

 ゲストハウス院は2010年8月創業、JR京都駅や東本願寺、清水寺の近くなど一時期は23のゲストハウスを運営していた。訪日客の増加に伴い2019年8月期には約7億円の売上高を計上していたが、宿泊施設の競争の激化やコロナによる訪日需要の減少により1年後の2020年8月期には売上高約3億円まで減少。資金繰りも限界に達し1月16日破産開始決定を受けた。負債総額は約4億5200万円。

 グロウスは温泉旅館「笹谷温泉 湯元一乃湯」などを運営、宮城の秘湯として人気を博していたが、東日本大震災に伴う建物被災の影響により一定期間休業、近年はコロナの影響で業績悪化しコロナ関連の融資を利用して資金繰りを維持していたが、思うように業績回復が進まず1月16日破産申請を行った。負債総額は約3億円。

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