天才の暮らしに迫る「モーツァルトハウス」、ウィーンの忘れられない思い出に特別イベントなど提案[PR]

  • 2022年11月15日

 世界中で多くの音楽ファンに愛され続ける作曲家ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト。偉大という言葉が軽く感じられてしまうほどの天才ですが、そのモーツァルトが多くの時間を過ごしたウィーンで唯一現存する住居として当時の暮らしぶりを現在に伝えるのがミュージアム「モーツァルトハウス・ヴィエナ」です。実は同館は長年にわたる日本市場びいきで、抜群の立地の良さや展示だけでなく、オリジナルコンサートや食事会などの企画に柔軟に対応する体制で旅行会社に商品開発を呼びかけています。

©Mozarthaus Vienna

抜群の立地を誇るモーツァルトハウス・ヴィエナ

オーストリアの首都であるウィーンのシンボルといえばシュテファン大聖堂。その歴史的な価値や建造物としての美しさはもちろんのこと、4つの塔のうち136メートル超と最も高い南塔からはウィーンの市街を見渡すことができ、ウィーンを訪れた旅行者が必ず訪れる名所となっています。

ウィーンのアイコンであるシュテファン大聖堂 ©Jacek Dylag on Unsplash

そして、この記事の主役である「モーツァルトハウス・ヴィエナ」はそこから約100メートルという絶好の立地が自慢。100mといえば歩いても2分かかるかどうかで、この点だけでも文化や音楽を愛するすべてのお客様にお勧めしない理由がないと言っても過言でないでしょう。(バリアフリー対応を完了していますので、お身体の不自由なお客様にも安心してお越しいただけます!)

ウィーンで唯一現存、絶頂期のモーツァルトを支えた住居

モーツァルトハウス・ヴィエナは、天才モーツァルトが1784年9月29日から1787年4月23日までの2年半を過ごしたアパートです。

ブルクガルテン(王宮庭園)のモーツァルト像 ©オーストリア政府観光局/ TYO

モーツァルトは引っ越しを繰り返したことで知られ、ウィーンだけで10年の間に13回も転居しています。モーツァルトハウス・ヴィエナはそのうち9番目の住居だったとされていますが、実は現存するのは唯一。しかも、35年間という短い生涯のうちここで暮らした2年半は28歳から31歳までという彼の黄金期なのです。

シュテファン大聖堂から徒歩数分の超一等地であることだけでも羽振りの良さが伝わりますが、例えばあの『フィガロの結婚』もここでの作。またハイドンに捧げた名作『ハイドン・セット』もハイドン本人をこの自宅に招いて披露したと伝えられるなど、モーツァルトのファンにとってだけでなく音楽史全体で見ても重要な場所だといえます。

モーツァルトハウス・ヴィエナ外観 ©オーストリア政府観光局/ TYO

モーツァルトハウス・ヴィエナへの送客時に重要なのは、「モーツァルトの遺物や直接関わる品々ではなくその当時の社会環境や音楽家としてのキャリア、そしてモーツァルト一家の当時の暮らしに焦点を当てている」点をお客様にご紹介すること。高度経済成長期のウィーンがいかに音楽家としての成功に適した場であったか、そして人間モーツァルトがそこでどのように生活していたか、といった視点が特長です。