韓国の「今」を駐在員の視点から-入国時の陰性証明と自主隔離が撤廃、海外旅行は?
入国時の陰性証明撤廃、出入国の状況
10月1日より、海外から韓国への全ての入国者は、出発地における新型コロナウィルスの陰性証明の提出、及び入国後の自宅隔離義務が廃止されました。メディアでは海外旅行の需要は増加すると報道されていますが、本格的な復活には至っていません。韓国人の海外旅行意欲は高いようですが、国際線航空便数はコロナ以前のわずか25%に留まっています。座席供給不足と運賃の高騰で、コロナ前の水準に戻るのにはまだ時間がかかるものと推測されます。
現在の韓国への入国者は、主にコロナで入国が先延ばしとなっていた外国人留学生及びその家族、商用業務入国者、韓国国外在住者とその家族となっています。観光目的とされる入国者数の殆どは、純粋な観光客というよりは、韓国にいる友人訪問や特別な目的を持つ人が多く、ごく一般的なの観光目的の入国者はまだ少ない状況です。
大きなネックとなっていた陰性証明書の提出と入国後の自宅隔離が廃止されたことにより、外国人観光客は今後増えていくものと考えられますが、外国人観光客をメインの取引先としていたバス車両、観光ガイド、飲食店、土産店等は、ほぼ休廃業しており、本格的な受け入れ体制の復活には半年から1年程度を要するのではないかと懸念されています。
本稿は、トランスオービット 韓国社長の金清氏より寄稿いただいています。
※2022年10月6日(現地時間)現在の情報です。
株式会社トランスオービット
米国本土・ハワイ・カナダ・オーストラリア・韓国に現地法人を有するランドオペレーター※2022年10月6日(現地時間)現在の情報です。
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