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航空需要回復を見込み採用再開へ JAL23年度内定式、JALグループ22年度下期入社式を対面実施

  • 2022年10月6日

2年越しの就職活動で入社した社員も

 同日、2022年度下期のJLグループの入社式が羽田空港の格納庫にて行われた。グループ企業21社の新入社員800名以上を迎え、赤坂社長はじめグループ会社社長が出席し、入社を祝った。下期の入社式は10月前後に入社した新入社員を対象としたもので、22年度上期からは格納庫にて対面による式典が実施されている。

格納庫で開催された22年度下期入社式

 挨拶に立った赤坂社長は、「ようやく日常が戻りつつあると感じている」と航空需要が回復している現状に触れ、「これからウイズコロナ、ポストコロナの世界になり、航空が本来もつ役割を取り戻し、新しい価値を生み出していこうとしている。航空の持続的な成長、人類の繁栄はこうした社会、未来の上にある。明るい未来の現実に向けて一歩一歩努力を重ねてもらいたい」と要請。さらにそれぞれの会社で専門職に就く新入社員に対し、「航空の仕事は多くのプロフェッショナルがそれぞれの役割を果たすことで安全運航が成り立つ。それぞれの道でプロになることで安心運航が成り立つことを心にかけて欲しい。一人一人役割を果たすことで多くの方とつながり、ともに社会に貢献し、仲間と共に成長していくことを願っている」と想いを伝えた。

 続けてJLグループ各社の社長から挨拶があった後、空港運営を担うJALスカイに入社する小島菜のは氏が新入社員代表として宣誓を行った。「世界情勢の変化、情報化社会の進展にともない、お客様が航空会社に求めることも多様化した。常に新鮮な感動を得られるように最高のサービスを提供していく、この先もJLグループが世界で一番お客様に選ばれ愛される航空会社になるために果敢に挑戦したい」。新型コロナウイルスの影響による採用中止のため2年越しで航空業界への就職活動をしたという小島氏は、業界を目指した理由として、「世界のモノや人をつなげるという社会貢献性の高さ」を挙げた。

 式典では、JALグランドサービスの社員らによる歓迎のダンスも披露された。800人全員と赤坂社長との記念撮影後、JLグループ入社式恒例の折り紙ヒコーキ飛ばしを行い、最後に格納庫の扉が大きく開かれた。

JLグループ入社式伝統の折り紙ヒコーキ飛ばし