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【会計士の視点】親会社の増資引き受けと地道な経営改善で黒字化-KNT-CTホールディングス編

  • 2022年10月7日

400億円の増資で債務超過解消、純資産243億円
要因は「旅行関連事業」「店舗・支店の統廃合」「人員調整」

連結貸借対照表を見る

 KNT-CTホールディングスの連結貸借表は、以下のようになっています。



 以前JALの破綻を分析した記事で、「大きな赤字」「自己資本比率の大幅な低下」「流動比率」「GC注記」といった指標に注目して「倒産しないかどうかを考える」という話をしましたが、その点で言うと、2021年3月期の時点では

  • 284億円の大赤字

  • 自己資本比率低下どころか、債務超過

  • 流動比率も75%と100%以下


 というように、かなり危ない状態と言えます。

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