インドネシア / 「新型コロナウイルス」に関する最新情報
「新型コロナウイルス」の影響について、現在のインドネシアの最新情報を以下にお知らせいたします。
■ 最新情報
◎ ジャワ・バリでの活動制限が、2022年10月03日まで延長されました。
なお、ジャワ・バリ内の全ての地域について、引き続き活動制限レベル1とされています。
活動制限の内容に変更はありません。
ジャワ・バリ外についても2022年10月03日まで延長され、全ての地域において
活動制限レベル1とされています。
■ 入国制限
9月14日、インドネシア法務人権省入国管理総局は、特別到着査証(VOA)に関する回章を発出しました。
これにより、VOAの訪問目的に商用等が追加されました。
なお、追加されたVOAの訪問目的は以下のとおりです。
これまで通り、観光及び政府関係用務もVOAの訪問目的として有効とされています。
1) 商談
商談、交渉、契約締結。ただし、生産者・販売者の生産活動の継続的な監督を行わないこと。
2) 商品購入
ただし、生産者・販売者の生産活動の継続的な監督を行わないこと。
3) 会議
本社またはインドネシア事務所が開催する会議への参加。
4) トランジット
入国審査場での入国審査を通過し、他国への旅行・移動を継続すること。
* VOA取得可能な空港等
スカルノハッタ国際空港(ジャカルタ)やイ・グスティ・ングラ・ライ国際空港(バリ)等の
主要空港を含む15空港のほか、35海港及び7箇所の陸路国境
* 必要書類
・残存有効期間が6か月間以上ある旅券
・復路の航空券または他国に向かう航空券(海外医療保険加入書は不要)
* VOAに関する規定
・VOAでの訪問滞在許可により、最長30日間の滞在が可能。
外国人の居住地を管轄する入国管理局で最大1回、30日間の延長ができる。
この訪問滞在許可は譲渡できない。
・VOA保持者は、別の種類の査証申請による新規滞在許可の申請はできない。
・VOA保持者は、インドネシアのすべての出国審査ポイントから出国することができる。
・特別到着ビザの料金は50万インドネシア・ルピア。
■ 日本滞在中の対応
* インドネシア入国に必要とされていた「海外医療保険加入書」の提示は不要になりました。
* インドネシア入国に必要とされていた「PCR検査陰性証明書」の提示は不要になりました。
* 入国の際に必要となるワクチン接種証明書は、英文の記載があり、出発の14日以上前に
必要回数(通常は2回)の接種を完了していることを示すものとされています。
ワクチン接種の完了から14日経過する前にインドネシアに向けた出発を予定されている方は、
ご利用の航空会社にお問い合わせください。
* 日本で発行された接種証明書については、紙媒体でもデジタル証明書のいずれの形態であっても、
スカルノ・ハッタ国際空港からの入国には支障はないことを確認しています。
* 2022年7月01日以降、日本等外国のワクチン接種証明書をアプリ「PeduliLindungi」で表示するための方法が変更され、同アプリから直接認証申請し、インドネシア保健省が認証手続きを行うとされました。
1. 日本等外国で取得したワクチン接種証明書をインドネシア国内のアプリ
「PeduliLindungi」に表示するには、保健省専用ウェブサイトで認証手続きが
必要とされてきました。
→ https://vaksinln.dto.kemkes.go.id
2. インドネシア保健省によれば、7月1日以降、その方法が変更され、利用者はアプリ
「PeduliLindungi」から直接認証申請し、インドネシア保健省が認証手続きを行うとされました。
この手続きは、インドネシアに30日以上滞在する予定の外国人に求められています。
インドネシア保健省の説明によれば、手順は以下のとおりです。
(1) アプリ「PeduliLindungi」バージョン4.4.7以上をダウンロードする
(2) アカウント登録又はログインする
(3) 「COVID-19 Vaccine」のアイコンから「Vaccine Non-Indonesia」を選択する
(4) ワクチン接種情報を入力し「Submit」をタップする
(5) ワクチン接種証明書の認証まで、5~6営業日待つ (手続き状況はアプリ上で確認できる)
■ 現地到着後の対応
◎ インドネシアの入国に際し、2回以上ワクチンを接種している場合、ホテル隔離は不要になりました。
これにより、インドネシアの入国に際し、2回以上ワクチンを接種している場合や、健康上の理由で
未接種であるとの国立病院発行の診断書を携行する場合は、ホテル隔離は不要とされました。
また18歳未満は、ワクチン接種証明書の提示は不要とされました。
ワクチン接種回数が1回以下の場合には、5×24時間のホテル隔離が必要。
(ただし、18歳以上の外国人は、入国に際して2回以上のワクチン接種証明書が必要。)
◎ インドネシア到着時のPCR検査は廃止されました。
ただし、到着時の検温等健康確認において、新型コロナウイルス関連の症状や発熱が認められた場合は、
検査を行うとされています。
(1) 入国可能な空港・港湾に、以下が追加となりました。
北スマトラ州・クアラナム空港、
南スラウェシ州・スルタン・ハサヌディン空港、
ジョグジャカルタ特別州・ジョグジャカルタ空港、
リアウ諸島州(カリムン島)・アンジュン・バライ・カリムン港、
リアウ州・ドゥマイ港
(2) 到着時に検温等の健康確認が行われ、新型コロナウイルス関連の症状が確認されず、
体温が37.5度未満の場合、到着時のPCR検査は不要。
(3) 健康確認で症状が認められた場合や、体温が37.5度以上の場合は、PCR検査が行われる。
外国人の場合、検査費用は自己負担。PCR検査を受けた場合は、空港からホテル又は自宅に直行し、
ホテル又は自宅でPCR検査の結果を待つ。PCR検査の陰性結果が判明するまでは部屋から出ず、
他人とコミュニケーションを取らない。
PCR検査結果が陰性であれば、通常の活動が可能。
(4) 到着時にPCR検査を受けた者と健康上の理由でワクチン未接種である者(国立病院発行の診断書携行)
についてのみ、入国後14日間の自主的な健康観察を推奨。
(5) 出発前30日以内に陽性となった場合、出発国の国立病院又は保健省発行のコロナ快復証明書を
提示すれば、入国時のワクチン接種証明書及びPCR検査の陰性証明書の提示は不要。
■ 現地状況
インドネシアで、州・県・市の境を越える国内移動(※)において、18才以上の者は3回、6才から17才の者は2回、ワクチンを接種している必要があるとされました。
これまで、ワクチンを指定の回数分接種していない場合は、陰性証明書の提示により移動が可能とされていましたが、これにより、国内移動には、指定の回数分のワクチン接種を済ませている必要が生じますので、ご注意ください。
※注: バリ州政府によれば、バリ州内での県・市の境を越える移動は本規制の適用外。
州・県・市の境を越える国内移動に係る規制(空路、海路、車両、鉄道)の概要は、以下のとおりです。
1) アプリ「pedulilindungi」を使用する。
2) ワクチン接種
a. 18才以上の者は、ワクチン接種を3回行っている必要がある。
b. 18才以上の外国人がインドネシア入国後に国内を移動する場合(※)、
ワクチン接種を2回行っている必要がある。
※注: 本通達では、「入国後の国内移動」の定義は規定されていませんが、入国後に飛行機等
公共交通機関を使って別の都市にある居住地/宿泊地へ向かう国内の移動を指すと見られます。
また、出国時に関してバリ州関係当局に照会したところ、出国目的の移動であることが
わかるもの(国際線のチケット等)を携行していれば国内移動できる旨、説明ありましたが、
現場において運用が異なる可能性があります。
c. 6才から17才の者は、ワクチン接種を2回行なっている必要がある。
d. 6才から17才の者がインドネシア入国後に国内を移動する場合、ワクチン接種は不要。
e. 6才未満の者は、ワクチン接種は不要だが、付添いが必要。
f. 上記a~eについて、陰性証明書は求められない。
g. 健康上の理由でワクチン接種ができない場合、その旨の国立病院の医師からの診断書が必要。
ワクチン接種及び陰性証明書は不要。
3) 保健プロトコル
マスクの着用、定期的な手指洗浄・消毒、密の回避、公共交通機関内での会話の抑制等。
2022年8月25日から発効し、追って定められる期限まで有効とされており、終了時期は明示されていません。
国内線フライト等の公共交通機関の利用条件については、航空会社等公共交通機関に照会してください。
■ その他
◎ ワクチン接種状況 (9月21日現在)
1回目ワクチン接種: 204,361,302人
2回目ワクチン接種: 170,970,296人
※インドネシア総人口: 270,200,000人
以上、ご注意ください。