【ニューヨーク現地レポート】水際対策緩和で日本人観光客も増加、新たな銃規制と治安の問題も

  • 2022年9月20日

新たな銃規制法が施行、日常で気を付けるべきことは

 ニューヨークでは9月に新たな銃規制法が施行され、銃の持ち込み禁止区域の設置、購買可能な年齢の引き上げ、そして購入の際のバックグラウンドチェックの強化などを含む変更が発表されました。ニューヨークだけでなく、アメリカ全体でガンバイオレンスに対する緊張は確実に高まっています。今年の4月にブルックリンの地下鉄で銃撃事件が起き、10人以上が負傷しました。そして5月に起きたニューヨーク州バッファローでのスーパーマーケット銃撃事件や、その数日後に起きたテキサス州での小学校銃撃事件は今でも鮮明に記憶に残っています。

 しかし、NYPDのレポートによればニューヨーク全体の銃に関する犯罪率は、コロナが始まった2020年や2021年に比べると少しずつ下がってきています。近年で割合が増加し、日常的に気を付けなければいけないのは強盗や窃盗などの犯罪です。また、地下鉄で突き飛ばされた、暴力を受けたという事例もあります。そのため、地下鉄やバスを使用する際は必ず所持品は身に着け、不審者がいないかを確認しながら乗っています。

秋の注目イベント

 夏の間はビーチやバーベキューなどのアクティビティが多いニューヨークですが、秋にも多くのイベントが開催されます。代表的なイベントの1つとして、10月16日から19日にかけて、ニューヨークでは最大級フードフェスティバルであるNYCフード&ワインフェスティバルが開催されます。ニューヨークだけではなく世界各国から有名シェフが集うこのイベントでは、テイスティングやクッキングクラスに参加したり、シェフたちによる豪華なディナーを楽しむことができます。また、秋のもう1つの大きなイベントと言えば、やはりハロウィーンでしょう。代表的なものとして、グリニッジビレッジで毎年10月31日に行われるハロウィーンパレードが挙げられます。こちらのイベントでは毎年5万人を超える人々が仮装してパレードに参加します。