「地域・日本の新たなレガシー形成事業」に箱根八里や富岡製糸場、京都美山など14事業を採択、観光庁
観光庁は7月26日、持続的な観光地経営の実現につなげる「将来にわたって旅行者を惹きつける 地域・日本の新たなレガシー形成事業」の採択事業14事業を発表した。
同事業は、将来にわたって国内外からの旅行需要を喚起し、継続的な来訪や消費額向上につながる地域・日本のレガシーとなりうる観光資源を形成することが目的。レガシー形成は地域の歴史や文化、自然などを活用するもので、中長期的に地域と連携してレガシー形成に関する実現可能性調査やプラン作成を行う。地方運輸局などを実施主体として地方自治体らと連携して事業を進める。
採択された事業と運輸局・地域は次の通り。
北海道開拓・近代化・内陸運輸の原点、石炭が紡いだ「鉄道史と鉄道文化」の保護保全及び活用事業(北海道・北海道三笠市)
バラエティ豊かな歴史的建造物を利活用した「弘前ver.アルベルゴ・ディフーゾ」構想(東北・青森県弘前市)
日本遺産「箱根八里」の価値を高める箱根町の新たなレガシー形成に係る調査事業(関東・神奈川県箱根町)
世界遺産富岡製糸場を核とした新たなレガシー形成事業(関東・群馬県、群馬県富岡市)
知多木綿発祥の地・岡田〝つむぐ〟織姫のまちづくり構想~共創で輝くノスタルジックなまち~(中部・愛知県知多市)
伊勢街道のにぎわいを再び、「神宮ゲートウェイ構想」(中部・三重県明和町)
京都府南丹市美山町 トロッコを活用した新しいエコ/環境ツーリズム創出(近畿・京都府、京都府南丹市)
神仏習合の祈りの聖地、石清水八幡宮での空中茶室「閑雲軒」の復活と男山四十八坊の賑わい創造(近畿・京都府八幡市)
御三家・紀州徳川家の居城 和歌山城天守閣木造再建構想(近畿・和歌山県和歌山市)
関門海峡 光の架け橋メガトリップエリア構築事業(中国・山口県下関市、福岡県北九州市)
(仮称)アートを核とした玉野市観光ルネサンス構想(中国・岡山県玉野市)
既存レガシーと将来レガシーの融合による町全体に波及する観光産業化構想(四国・高知県梼原町)
「温故知新の心にふれる温泉場 湯平温泉」構築事業(九州・大分県由布市)
浦添グスクを中心とした「古都浦添」ブランディング構想(沖縄・沖縄県浦添市)
情報提供:トラベルニュース社