カナダの「今」を駐在員の視点から-旅行需要はさらに拡大へ、クルーズ船も再開
観光主要地域の状況
バンクーバー
バンクーバー国際空港、トロント国際空港などでは、人員不足と旅行者の伸びのバランスが取れず、国際線、国内線共に、チェックイン、手荷物検査にかなりの時間を取られている状況です。弊社でサービスを承った場合でも、空港への到着は早めにお願いしております。
市街地の活気は、クルーズ船の寄港も併せて、コロナ禍前の60%程まで戻ってきています。マスクをしている人は地域差もありますが、あまり見当たりません。
ナイアガラ
オンタリオ州は夏休みに入り、ナイアガラ含め国内とアメリカからの家族旅行が増えています。特に週末は街の活気は戻っています。屋外、屋内、公共交通機関でのマスク着用義務も廃止され、心配な方のみマスクを着用されている印象です。
ナイアガラフォールズでは、発電所跡内の新アトラクション『ザ トンネル』が今夏より営業を開始しています。
日本帰国の際に必要となるPCR検査については、トロントのダウンタウン及び空港近辺であれば検査場所は数ヶ所ありますが、春と比べると減っている印象です。翌日結果報告の場合の平均的価格は250カナダドル程、同日結果報告の場合は400ドル前後になります。
カナディアンロッキー
アルバータ州では、公共機関、イベント、集会、レストラン、小売店、フィットネスジムを含め、現在人数制限、営業時間制限もございません。
人気観光地であるバンフは感染者増加傾向にありますが、アルバータ州として日常生活(学校、公共交通機関)に変化はなく、マスクをしている姿はほぼ皆無といったところです。
PCR検査は現在バンフでは終了、カルガリーでの検査は可能です。空港内クリニックは17:00までと営業時間を短縮しています。いずれにしても、日本帰国用のPCR検査が受診可能なクリニックは少なくなっている印象です。
次ページ >>> ケベック州では連日イベントが開催