観光庁「観光地の再生・観光サービスの高付加価値化事業」に小樽市や鳥羽市、草津温泉など52地域
観光庁は7月15日、コロナ禍などで疲弊した観光地再生を支援する「地域一体となった観光地の再生・観光サービスの高付加価値化事業」の第2回審査結果を発表、52地域の地域計画を採択した。
同事業は予算額1000億円の大規模な観光地再生支援策で、温泉地の廃屋の撤去や宿泊施設の大規模改修をそれぞれ1億円を上限に費用の2分の1を補助する。宿泊施設、土産物店や飲食店、公的施設の観光目的の改修についても補助を設定している。3―4月に計画を公募し、応募した地域には専門家を派遣し観光地再生に向けた計画策定を進めている。
今回採択されたのは、「美しい」のその先へ。WA!がまち、ふらのProject2022実行委員会、十勝川温泉旅館協同組合、定山渓観光協会、小樽市、千歳市、洞爺湖温泉観光協会(北海道)▽花巻市(岩手県)▽男鹿市(秋田県)▽銀山温泉組合、湯野浜100年株式会社、かみのやま温泉旅館組合(山形県)▽那須町(栃木県)▽中之条町、草津温泉観光協会、渋川市(群馬県)▽わくわくカンパニー大多喜(DMO)(千葉県)▽箱根温泉旅館ホテル協同組合(神奈川県)▽新発田市観光協会、佐渡観光交流機構、湯沢町観光まちづくり機構、雪国観光圏(新潟県)▽まちづくり小浜(福井県)▽小谷村、立科町、諏訪観光協会、WAKUWAKU浅間温泉(長野県)▽飛騨高山旅館ホテル協同組合(岐阜県)▽(土肥温泉・修善寺温泉)伊豆市産業振興協議会(静岡県)▽鳥羽市(三重県)宮津市、舞鶴市、亀岡市、京丹後市(京都府)▽新温泉町、神戸観光局、淡路島観光協会(兵庫県)▽白浜町(和歌山県)▽江津市(島根県)▽美作市(岡山県)▽萩市観光協会(山口県)▽(鳴門PJ・徳島PJ)イーストとくしま観光推進機構(徳島県)▽小豆島観光再生活性化会議、琴平町観光活性化協議会(香川県)▽原鶴温泉旅館協同組合(福岡県)▽唐津市、太良町竹崎かに旅館組合(佐賀県)▽雲仙市、長崎市(長崎県)▽人吉市(熊本県)▽別府市、由布市まちづくり観光局(大分県)。
採択された地域では計画に基づき宿泊施設などのリニューアルを進める。
情報提供:トラベルニュース社