アメリカの「今」を駐在員の視点からー国内旅行が盛況、サプライヤーの状況は
観光スポット情報
学校区により多少期間は違いますが、アメリカ国内は約2ヶ月間の夏休みを迎えました。旅行好きの多いアメリカでは、補助金は無くても国内旅行は大いに盛り上がっています。
ロサンゼルスエリアには、ディズニーランドやユニバーサル・スタジオ・ハリウッドをはじめとするテーマパークに加えて、車で行ける国立公園としてジョシュアツリー国立公園、デスバレー国立公園(夏は命が危険なほど暑い)、セコイア国立公園があります。都会、自然、ショッピング、テーマパークと、大人から子供まで楽しめ、人気トレンドであることは間違いありません。このなかから3ヶ所を、コロナ禍以前と現在を比較しながら紹介します。
サンタモニカ
独立記念日の7月4日昼に撮影しました。コロナ禍以前と比較して、街の賑わいは肌感覚でいうと7割くらいでしょうか。海外からの観光客より圧倒的に国内旅行者が多く、ネバダ州、コロラド州等の州外のナンバーを付けた車両が多く見受けられました。商店街である「サード・ストリートプロムナード」や、複合商業施設「サンタモニカ・プレイス」ではほとんどの店舗が営業中で、空き店舗はあまり見かけませんでした。当日は花火も予定されていたので、午後からの人出はもっと増たでしょう。屋外のため、マスク着用率は5%以下でした。
ハリウッド
7月2日(土)午前中に撮影しました。チャイニーズシアター前の映画スターの手形、足形の観光スポットは、コロナ禍以前に比較すると7割から8割くらいの人出で、目立つのはヨーロッパ系観光客、国内旅行者ばかり。アジア系観光客はほぼ見当たりませんでした。
隣接する複合商業施設「ハリウッド&ハイランド」はシャッターの降りた店舗が目立ちます。人の数もまばらで寂しい感じがしました。コロナ禍以前はほぼ空き店舗が無かった人気施設でしたが、現在はチャイニーズシアターへの観光目的でこの施設を駐車場として利用しているようで、施設内でのショッピングや食事目的の人は少ないようです。こちらもマスク着用率は5%以下でした
ユニバーサル・スタジオ・ハリウッド
7月2日(土)10時過ぎに撮影しました。コロナ禍以前に比較すると人出は6割から7割くらいですが、サンタモニカやハリウッドに比べると圧倒的に人が多く、様々な客層が訪問しているように見えました。アメリカのテーマパークは、朝から晩まで遊ぶよりも、何日かかけて遊ぶスタイルが主流で、開園後ではなく、地元民も訪れる午後の前後が人出のピークとなります。
隣接する「シティーウォーク」ではほとんどの店舗が営業中で、空き店舗はあまり見受けられませんでした。マスクの着用率は同じく5%以下です。
券種 | 大人/子供 | 2021年 | 2022年 |
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General Admission-Non-Peak | 大人(10歳以上) | 110ドル | 119ドル |
General Admission-Non-Peak | 子供(3歳-9歳) | 104ドル | 113ドル |
General Admission-Peak | 大人(10歳以上) | 125ドル | 134ドル |
General Admission-Peak | 子供(3歳-9歳) | 119ドル | 128ドル |
※「Non-Peak」は9/6-12/16、「Peak」は7/1-9/5,12/17-12/31(2022年)
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