日本航空、国際線機内食で挑戦、植木氏「世界のトップへ」
▽落合シェフ「機内食が楽しみになる時代に」
「RED-35」の監修によるメニューは3ヶ月毎に変更し、1年間で約160万食を提供。まずは9月から11月までの「秋メニュー」で中華と洋食を提供する。中華のメニューは「マイルドエビチリ 翡翠ライス添え」とサイドメニューの「よだれ鶏」で、同メニューを監修した井上さんは、機内食は大人から子供まで幅広い客層が食べるため、開発の際には四川料理の「辛さ」 が課題となったことを説明。「エビチリの辛味をどこまで抑え、アレンジして美味しい状態で提供できるか、関係者の皆様と試行錯誤した」と振り返った。
洋食は、ザ・プリンスパークタワー東京の「レストラン ブリーズヴェール」の桂有紀乃さんが担当。「ハンバーグ パプリカのケチャップ風ソースフィットチーネクリームソース」やサイドメニューの「タコポテトサラダ バーニャカウダーソース」「ココナッツのブラマンジェと南国風リンゴのコンポート」を提供する。
植木氏は「今回の取り組みを通して、有望な若手シェフが世界に羽ばたき、さらに活躍することを期待したい」とコメント。RED U-35の審査員を務めるイタリア料理店「LA BETTOLA 」のオーナーシェフの落合務氏は「(今回の取り組みにより)中華のみならず和食・洋食もおいしい機内食がどんどんできてくるのでは。機内食が楽しみになる時代になってきたと思う」と話した。新たな機内食を提供する路線は以下の通り。
▽JL、新機内食の提供路線(9月1日~18年8月31日)
・成田発:シカゴ、ダラス、ボストン、ニューヨーク、ロサンゼルス、サンディエゴ、バンクーバー、フランクフルト、ヘルシンキ、パリ、モスクワ、シドニー、メルボルン、シンガポール、クアラルンプール、ジャカルタ、デリー、ハノイ、ホーチミン、バンコク、マニラ行き
・羽田発:ニューヨーク、サンフランシスコ、ロンドン、パリ、シンガポール(JL037便のみ)、バンコク(JL031便のみ)行き
・中部発:バンコク行き
・関西発:ロサンゼルス行き