【2024】ミラノ旅行の計画に役立つ!おすすめ観光スポット20選と観光テーマ3選
ミラノはこんな場所!
イタリア北部に位置するミラノは、ファッションとデザインの中心地として知られる魅力的な街です。街中には、ゴシック様式のミラノ大聖堂やレオナルド・ダ・ヴィンチの傑作「最後の晩餐」が収められているサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会など、歴史的・文化的価値の高い観光スポットが数多くあります。
ミラノの街並みは、新旧の建物が混在しており、独特の雰囲気を醸し出しています。また、ミラノはショッピングやグルメも充実しており、観光者に人気です。
ミラノ観光のベストシーズンは、気候が穏やかで過ごしやすい春と秋です。夏は日照時間が長く、夜遅くまで観光を満喫できます。ただし、8月はバカンスシーズンのため、小さなブティックや路面店は閉まっていることがあるので注意が必要です。冬は日照時間が短くなり、イルミネーションやクリスマスマーケットなどの冬の風物詩を楽しむことができます。
ミラノ旅行で押さえておきたい!定番観光スポット9選
ミラノ市内は公共交通機関が充実しているので、観光する際に活用しましょう。特にトラムは街の中心部を走っているので、乗車しながら美しいミラノの街並みを堪能できます。公共交通機関のチケットは、バスやトラム、地下鉄、路面バス共通で、90分以内の乗り降りが可能です。
チケットは地下鉄の改札前と、タバッキ(Tabacchi)ショップというコーヒーやタバコが販売されている店で購入できます。バス停付近にタバッキショップがない場合があるので、地下鉄が分かりやすく便利です。
【ミラノ市内おすすめチケット】
- 1回チケット90分間利用可能 2,20ユーロ(約156円)
- 24時間パス 7,60ユーロ(約1,190円)
- 3日間パス 13ユーロ(約2,036円)
- 10回分の回数券 19,50ユーロ(約3,054円)
タクシーを利用する場合は、アプリ「FreeNow」がおすすめです。行き先も金額もアプリ内で完結するので、イタリア語が苦手でも問題なく利用できます。
ここからは、公共交通機関を利用したミラノのおすすめスポットをご紹介します。行き先で悩んだ際は、ぜひ参考にして旅程を計画してみてください!
01|ミラノ大聖堂
ミラノのシンボルである「ミラノ大聖堂(Duomo di Milano)」は、13世紀に建てられたゴシック建築です。イタリア内ではバチカンに次ぐ、2番目に大きな壮大な建物として知られています。
内部には美しい彫刻やステンドグラス、装飾、祭壇、そしてパイプオルガンがあり、幻想的な雰囲気が漂っています。大聖堂が建てられる前に存在したサン・ジョヴァンニ・アッレ・フォンティ洗礼堂の遺跡などもあり、ミラノの偉大な歴史を探ることが可能です。屋上にはテラスがあり、高さ108mからミラノ市内を一望できる最高の場所となっています。
地下遺跡や屋上テラスは有料なので、全てを見学する場合はフリーパスの購入が必要です。館内に入る際は手荷物検査が行われるため、時間に余裕を持って訪れるようにしましょう。広場では物を売りつけようとしたり、写真を撮影しようと声をかけてくる人がいますが、きっぱりと「ノー!」と言えば去っていくので、断固とした態度で対応してください。
スポット名 | ミラノ大聖堂 |
住所 | |
アクセス | 地下鉄Duomo駅より出てすぐ |
料金 | 一般:8.50ユーロ(約1,331円)〜28ユーロ(約4,300円) |
02|レオナルド・ダ・ヴィンチ「最後の晩餐」
「最後の晩餐」は「サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ修道院(Santa Maria delle Grazie)」に所在し、地元の信者たちもミサに通う場所です。イエスが彼らの中にいる裏切り者について使徒たちに告げた瞬間を、レオナルド・ダ・ヴィンチが描きました。修道院のかつての食堂には、5×9mの壁画が存在し、ビデオ撮影は禁止ですが写真の撮影が可能です。
レオナルド・ダ・ヴィンチの傑作を鑑賞する場合、数ヶ月前から予約をすることが重要です。見学には15分間の時間制限があり、予約した時間に入場できます。チケットの交換や荷物チェックが必要となるので、時間に余裕を持って訪れることをおすすめします。
修道院内とお土産ショップは無料で、予約不要で見学が可能です。
スポット名 | サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ修道院 |
住所 | |
アクセス | 地下鉄Conciliazione駅より徒歩5分 トラムS. Maria delle Grazie駅より目の前 |
料金 | 一般:15ユーロ (約2,350円) |
03|スフォルツェスコ城
スフォルツェスコ城(Sforzesco Castle)の歴史は15世紀まで遡り、かつてはヨーロッパ最大の城塞の一つでした。現在はさまざまな美術館や多くの重要な美術品が収蔵されており、無料で見学できる城の外観や中庭だけでも歴史を感じることができます。
時間に余裕がある方は、ルネサンス時代の巨匠ミケランジェロの「ロンダニーニのピエタ」やレオナルド・ダ・ヴィンチの「アッセの間」などを鑑賞することをおすすめします。
スポット名 | スフォルツェスコ城 |
住所 | |
アクセス | 地下鉄Cairoli駅より徒歩2分 |
料金 | 一般:5ユーロ(約780円) |
04|センピオーネ公園と平和の門
センピオーネ公園(Parco Sempione)は、市内で最も美しい公園の一つで、スフォルツェスコ城からまっすぐ進んだところにあります。春には多くの花、夏にはみずみずしい緑、秋には紅葉、冬には小さな池でカモが泳ぐなど、四季折々で異なる表情を楽しめるスポットです。
馬が頂上に立つミラノの凱旋門である「平和の門(Arco della Pace)」は、センピオーネ公園を通り抜けると見えてきます。迫力ある門の近くには、カフェやレストランが点在しており、食事するのに最適な場所です。
センピオーネ公園は地元住民の憩いの場でもあり、公園内で読書やピクニックをしながらミラネーゼ気分を味わえます。
スポット名 | センピオーネ公園 |
住所 | |
アクセス | 地下鉄Cadorna駅より徒歩14分 トラムL.Go Quinto Alpini駅より徒歩9分 |
05|スカラ座
オペラの最高峰、スカラ座(Teatro alla Scala)では、バレエやオーケストラなどさまざまな作品が上演されています。隣接する博物館では、過去の舞台衣装や美しい古いセット、絵画、楽器などを間近で鑑賞できるため、観光者に人気です。
ガイド付きツアーでは、ベルベットの赤い椅子や豪華な金色の装飾、中央に吊るされたシャンデリアなどを見ることができます。
公演を鑑賞する際はドレスコードが必要ですが、博物館はドレスコードが不要で気軽に訪れることができるため、エレガントな内部装飾を楽しむのに最適です。
スポット名 | スカラ座 |
住所 | |
アクセス | 地下鉄Duomo駅より徒歩5分 |
料金 | 博物館 一般:12ユーロ(約1,880円) |
06|サンタンブロージョ教会(Basilica di Sant'Ambrogio)
サンタンブロージョ教会は、ミラノの守護聖人を祀り、地元でも親しまれている教会です。
この教会は3世紀後半に建てられ、ミラノ市内で最も古い教会として知られています。幾度も改装を重ねながらも、現在のロマネスク様式の姿が残されており、外観は高さの異なる2つのレンガ造りの塔が印象的です。教会内の見どころには、ゴールドで装飾された祭壇や、ミラノの守護聖人アンブローズのミイラが安置されている場所があります。
注意すべき点は、教会内は平日の午後12時から2時30分まで閉まり、日曜日は午後3時から5時のみ訪問可能であることです。ゲートが閉まっているため、教会の外観も見ることができないので、訪問の際には時間に余裕を持つようにしましょう。
スポット名 | サンタンブロージョ大聖堂(Basilica di Sant'Ambrogio) |
住所 | |
アクセス | 地下鉄S. Ambrogio駅から徒歩3分 |
料金 | 無料 |
07|サン・ロレンツォ・マッジョーレ大聖堂(Basilica San Lorenzo Maggiore)
サン・ロレンツォ・マッジョーレ大聖堂は、4世紀ごろに建てられた建物で、火災や改築によって構造は変化しましたが、当時の壮観な雰囲気が残っています。内部には、4世紀の壁画や美しいモザイク画、小さな礼拝堂などがあり、見どころが多いスポットです。
大聖堂の前には、16本の「古代ローマの列柱」があり、ミラノに残るローマ時代の建造物の中でも最も保存状態の良い遺跡である点もポイントです。
スポット名 | サン・ロレンツォ大聖堂(Basilica San Lorenzo Maggiore ) |
住所 | |
アクセス | 地下鉄Duomo駅より徒歩13分 |
料金 | 無料 |
08|ジャルディーニ・プッブリチ・インドロ・モンタネッリ(Giardini Pubblici Indro Montanelli)
ジャルディーニ・プッブリチ・インドロ・モンタネッリは、パレストロ駅からすぐの場所にある、歴史ある公園です。敷地内には、公園内を散策するのに最適なコースや、池を眺めながらくつろぐベンチなどがあり、市民の憩いの場として親しまれています。
広大な公園内には、催事が開催されるドゥニャーニ宮殿や自然史博物館もあり、冬にはクリスマスヴィレッジもオープンします。子ども向けの遊具も充実しており、滑り台やブランコ、メリーゴーランド、小さなゴーカートなど、家族で楽しめるスポットが満載です。
スポット名 | ジャルディーニ・プッブリチ・インドロ・モンタネッリ(Giardini Pubblici Indro Montanelli) |
住所 | |
アクセス | 地下鉄Palestro駅より徒歩1分 |
料金 | 無料 |
09|スカロ・ミラノ・アウトレット(Scalo Milano Outlet)
ミラノの南部に位置するスカロ・ミラノ・アウトレットは、無料のシャトルバスで手軽にアクセスできるアウトレットです。シャトルバスは、ミラノの中心地にある「リパブリック駅」の近くから出発し、約40分で到着します。
ミラノ近郊には、有名なアウトレットとしてはセッラヴァッレがあります。グッチやプラダなど多くの著名なブランドが揃っていますが、有料バスを利用して約1時間半かかります。一方、スカロ・ミラノは無料バスで40分程度でアクセスでき、事前予約も公式サイトから可能です。
スカロ・ミラノ・アウトレットでは、トラサルディやベネトン、スコッチ&ソーダなどのヨーロッパブランドから、リーバイスやカルバンクライン、ナイキなどのカジュアルブランドまで、幅広いブランドが揃っています。セッラヴァッレと比較すると規模は小さいですが、混雑が少なく、ゆっくりと買い物を楽しむことができるのが魅力です。
スポット名 | スカロ・ミラノ・アウトレット(Scalo Milano Outlet) |
住所 | |
アクセス | ミラノ中心地Piazza della Repubblica (地下鉄 Repubblica駅からシャトルバス利用約40分 |
料金 | 無料 |
ミラノを深く味わうなら、ぜひ訪れたい穴場スポット5選
ミラノには新旧を融合した、歴史あるクラシックなエリアと新しいビルが立ち並ぶモダンエリアがあります。ミラノの定番スポットを観光した後は、一歩踏み込んだエリアを訪れてミラノの新しい一面を楽しんでみましょう。
ここでは、モダンな建築のスポットや美しい王宮、イタリアを代表するサッカー場など、穴場スポットをご紹介します。
01|トレ・トッリ(Tre Torri)
トレ・トッリは、ミラノの新しいランドマークで、「三つの塔」という名前の通り、高層オフィスビルが三つ立ち並んでいます。この三つの建物のうちの一つは、日本人の磯崎新氏によって設計されており、その設計も見どころの一つです。
「トレ・トッリ」周辺には、複合施設や広大な公園、モダンな住宅が集まったシティライフ地区があります。この公園内には現代アートも展示されており、彫刻やインスタレーションを探す散策を楽しむことができます。
複合施設には映画館やフードコート、無料Wi-Fiも備えられており、観光者にも人気のある場所です。
スポット名 | トレ・トッリ(Tre Torri) |
住所 | |
アクセス | 地下鉄Tre Torri駅下車すぐ |
料金 | 無料 |
02|ポルタ・ヌォーバ地区(Porta Nuova)
ポルタ・ヌォーバ地区は、ガリバルディ駅の正面に位置する場所で、大規模な都市再開発によって近代的なエリアへと変貌しました。ガリバルディ駅は、地上鉄道駅と地下鉄の主要な交通拠点であり、国内線だけでなくパリやロンドンなどの国際線も運航しています。
ミラノ最先端の建築物であるボスコ・ヴェルティカーレ(垂直の森)もこのエリアにあり、バーやレストランが立ち並ぶ場所です。
ガエ・アウレンティ広場は、ビジネスとレジャーが融合した、ミラノの新たなランドマークです。イタリアで最も高い超高層ビルであるウニクレジットタワーがそびえ立ち、広大な芝生の公園も併設されています。週末にはイベントなども開催され、地元住民や観光者が集う活気に満ちた場所です。
スポット名 | ポルタ・ヌォーバ地区(Porta Nuova) |
住所 | |
アクセス | 地下鉄Garibaldi FS駅より徒歩4分 |
料金 | 無料 |
03|王宮パラッツォ・レアーレ(Palazzo Reale di Milano)
パラッツォ・レアーレは、15世紀まで王宮として使用され、ミラノの貴族や有力者が住居として利用していました。フランスに統治された時代には、ナポレオンもここに滞在したと言われています。
王宮は7,000㎡を超える広大な敷地を持ち、外観はシンプルですが内部には大理石を使用した階段や装飾が施された魅力的な空間が広がっています。
現在、パラッツォ・レアーレは王宮博物館として一般公開されており、近代美術やファッション、デザインなどの展覧会も開催されています。ミラノの都市や人口などの歴史についても紹介されており、ミラノについて深く知りたい方にはおすすめの場所です。中庭やカフェは入場料を支払わなくても利用できるので、ぜひ立ち寄ってみてください。
スポット名 | パラッツォ・レアーレ(Palazzo Reale di Milano) |
住所 | |
アクセス | 地下鉄Duomo駅より徒歩2分 |
料金 | 大人:17ユーロ(約2,748円) |
04|サン・シーロ・ミュージアム(San Siro Museum)
イタリア人の大好きなスポーツであるサッカーの歴史を紐解くなら、サン・シーロ・ミュージアムがおすすめです。
館内には、ミラノを代表する2つのサッカークラブ、ACミランとFCインテルナツィオナーレ・ミラノの伝統的なユニフォームが展示されています。また、スタジアムの歴史を示す年表や偉大なチャンピオンの写真や映像なども展示されており、必見のスポットです。
ピッチや実際に使用されているロッカールームも間近で見ることができ、サッカーファンにはたまらない体験ができます。
スポット名 | サン・シーロ・ミュージアム(San Siro Museum) |
住所 | |
アクセス | 地下鉄San Siro Ippodrom駅より徒歩7分 |
料金 | 大人:30ユーロ(約4,850円) |
05|プラダ財団(Fondazione Prada Milano)
プラダ財団は、19世紀初頭に蒸留所として使用されていた広大な敷地を改装して、現代美術館として生まれ変わりました。
館内では、現代アートや絵画のほか、常設インスタレーションが展示され、ワークショップなども開催されています。建物は、敷地内にいくつか点在しており、その中でも外装がゴールドで覆われた建物が特徴的です。
敷地内にはトレンディなカフェ「バー・ルーチェ」もあり、アメリカの映画監督ウェス・アンダーソンがデザインしました。ヴィンテージのピンボールマシンやジュークボックス、クラシック家具など、アメリカ映画の世界観を彷彿とさせる雰囲気を楽しめるところが魅力です。美術館に入場しなくても利用できるので、ぜひ立ち寄ってみてください。
スポット名 | プラダ財団(Fondazione Prada Milano) |
住所 | |
アクセス | 地下鉄Lodi Tibb駅より徒歩11分 |
料金 | 大人:15ユーロ(約2,420円) |
レオナルド・ダ・ヴィンチから現代アートまで!ミラノの文化を肌で感じるスポット3選
ミラノには美術館がたくさんあり、芸術や科学、工芸品の伝統を重要なコレクションとして収められています。ここでは、ミラノを代表する美術館を3つご紹介するので、ミラノが誇りとする美術文化を堪能しましょう。
科学に関連する展示やヨーロッパのモダンアート、世界が誇る巨匠の絵画など、お気に入りの美術館を見つけてください。
01|ブレラ絵画館
ブレラ絵画館(Pinacoteca di Brera)は、ミラノのブレラ地区にあるアートギャラリーです。ここでの見どころは、イタリアの画家フランチェス・アイエツの「接吻」。このドラマティックな絵画には様々な時代背景が隠されており、古典芸術を楽しむ人々が訪れています。
建物内にはブレラ美術学院もあり、隣接する植物園やブレラ図書館も無料で見学できるので、ぜひ訪れてみてください。
絵画館のあるブレラ地区には、細い路地にカラフルな家々が立ち並びます。数多くのショップやスタジオ、ブティックがあり、歩いてショーウィンドウを眺めるのにぴったりです。ブレラ地区のレストランやバーは、道路脇にテーブル席が用意されており、外でミラネーゼ気分を味わいながら美味しいイタリア料理を楽しむことができます。
スポット名 | ブレラ絵画館 |
住所 | |
アクセス | 地下鉄Montenapoleone駅より徒歩7分 |
料金 | 大人:16ユーロ(約2,500円) |
02|レオナルド・ダ・ヴィンチ記念国立科学技術博物館(Leonardo da Vinci Museum of Science and Technology)
レオナルド・ダ・ヴィンチ科学技術博物館は、ダ・ヴィンチが発明したモデルやオリジナルスケッチなどが展示されている博物館です。レオナルド・ダ・ヴィンチの絵画は展示されていないことに注意してください。
建物は、16世紀まで使用されていた旧修道院を改装して現在の博物館が建設されました。館内には、戦争機械から測定器に至るまで、レオナルド・ダ・ヴィンチの大胆な発明を再現した30点以上の模型が展示されています。
レオナルド・ダ・ヴィンチ以外にも航空や鉄道輸送、自動車、海軍輸送、宇宙に関する展示もあり、家族連れにもおすすめです。
スポット名 | レオナルド・ダ・ヴィンチ記念国立科学技術博物館(Leonardo da Vinci Museum of Science and Technology) |
住所 | |
アクセス | 地下鉄Conciliazione駅より徒歩11分 |
料金 | 大人:10ユーロ(約1,613円)、3歳から26歳まで7.50ユーロ(約1,210円) |
03|ミラノ市立近代美術館(GAM Galleria d’Arte Moderna)
ミラノ市立近代美術館は、かつて貴族の邸宅だった場所を美術館として改装しています。
館内には、邸宅の趣が残されており、豪華なシャンデリアや階段の装飾など、常設展示以外にも見どころがある場所です。展示には、世界の巨匠ゴッホやゴーギャン、ピカソなどの作品があり、間近で鑑賞できます。その他にも、イタリアやヨーロッパの18世紀から20世紀初頭の絵画を所蔵しており、欧州アートに興味のある方におすすめです。
近くには手入れの行き届いた庭園がある公園もありますので、美術館を堪能した後に立ち寄ってみてください。
スポット名 | ミラノ市立近代美術館(GAM Galleria d’Arte Moderna |
住所 | |
アクセス | 地下鉄Palestro駅より徒歩2分 |
料金 | 大人:5ユーロ(約806円) |
ミラノの街歩きを楽しむならここ!おすすめエリア3選
ミラノ市内を散歩すると、隠れた名所や歴史、美食、おしゃれなブティックなどが見つかります。静かな運河、エレガントなファッションエリア、美食が豊富な地区などを散策しながら、ミラノでお気に入りの場所を見つけてください。
ここでは、のんびりと街を歩くのに最適な3ヶ所のエリアをご紹介します。昼はショッピングエリア、夜は運河エリアがおすすめです。
01|ヴィットリオ・エマヌエーレ2世ガレリア
ガレリア(Galleria Vittorio Emanuele II)は、イタリア全土で最も古いショッピングセンターです。ドゥオモ広場とスカラ座を結ぶ屋根付きのアーケードには、プラダの本店やラグジュアリーブランド、本屋などがあり、光が降り注ぐガラス天井とモザイク模様の床が特徴。
スタイリッシュな「ガレリア・ヴィク・ミラノ・ホテル」もあり、豪華な滞在を楽しむのに最適です。ミシュランを獲得したレストラン「クラッコCRACCO」では、優雅な食事を楽しめるほか、老舗のカフェでも贅沢な時間を過ごすことができます。
スポット名 | ヴィットリオ・エマヌエーレ 2 世ガレリア |
住所 | |
アクセス | 地下鉄Duomo駅より出てすぐ |
02|ナヴィリオ運河(Canal Naviglio Grande)
ミラノで見逃せない場所の一つは、美しい運河が交差するナヴィリオ地区です。運河はかつて物資輸送に使用され、ミラノ大聖堂の建設に使われた大理石も運ばれたと言われています。
現在のナヴィリ地区は、運河沿いを散歩したり、レストランのテラスで飲食を楽しむのに最適な場所です。路地に足を踏み入れると、おしゃれなアパレルショップや雑貨屋などがあり、新しい店を発見する楽しみも広がっています。夕暮れ時に訪れ、建物の灯りが水面に映し出す美しい光景を堪能しましょう。
毎月最終日曜日には蚤の市も開催されており、クラシックなアクセサリーや食器などをお土産に購入するのにも最適です。
スポット名 | ナヴィリオ運河(Canal Naviglio Grande) |
住所 | |
アクセス | 地下鉄P.TA Genova FS駅より徒歩5分 |
料金 | 無料 |
03|クアドリラテロ・デッラ・モダ(Quadrilatero della moda)
クアドリラテロ・デッラ・モダは、ミラノを代表する高級ショッピングエリアで、数々のハイブランドが軒並み並ぶ場所です。このエリアは、モンテナポレオーネ通り、スピーガ通り、サンタンドレア通り、マンゾーニ通りの四つの通りから成り立っています。
ヴェルサーチやグッチなど、偉大なイタリア人デザイナーのブティックを含む、有名なブランドが集結しており、ミラノファッションウィークもここで開催されています。
宝石店やブティックだけでなく、ブランドのアトリエなどもこのエリアに点在しており、ファッションの本場としても知られています。買い物をしなくても、ショーウィンドウを眺めるだけでも楽しめるので、ぜひ散策してみてください。ショッピング以外にもカフェやレストランも充実しており、休憩をするのにも最適なエリアです。
スポット名 | クアドリラテロ・デッラ・モダ(Quadrilatero della moda) |
住所 | |
アクセス | 地下鉄Montenapoleone駅下車すぐ |
料金 | 無料 |
ミラノでは何をする?おすすめの旅テーマ3選を紹介
ミラノの観光以外にも、ミラノだからこそできる体験をするのも旅を充実させるポイントです。住民のように過ごして、ミラネーゼのようなスタイリッシュな気分を味わってみてはいかがでしょうか。
ここからは、ミラノのおすすめ旅テーマを三つ紹介します。
01|ミラネーゼ流の美食を堪能、絶品イタリアンとバールでアペリティーボ
ミラノは美食の街としても有名で、ミラネーゼにとって「食は幸せの一部」と考えられているほどです。リストランテやバール、ペストリーショップは、そんなミラネーゼが至福の時間を過ごしている場所と言えます。
ディナーの前には「アペリティーボ」と呼ばれるバールで、カクテルとフィンガーフードを楽しむハッピーアワーの文化が根付いています。仕事終わりに一人で訪れる人や、大切な人と過ごす人など、スタイルは様々。ミラノの人々にとって、1日の疲れをリセットするための特別な時間として大切にされています。
以下では、おすすめの店を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
リストランテ|Enrico Bartolini al Mudec (エンリコ・バルトリーニ・アル・ムデック)
エンリコ・バルトリーニ・アル・ムデックは、ミシュランの四つ星を獲得しており、エレガントでモダンな雰囲気が漂うレストランです。レストランは、現代美術館ムデック内に位置しており、アートの余韻と共に洗練された美しい料理とホスピタリティを堪能できます。
美術館に入ってすぐ左側には、シェフのエンリコが携わるビストロもあります。手頃な価格で味わえる軽食が用意されているため、気軽に訪れたい方におすすめです。
スポット名 | Enrico Bartolini al Mudec (エンリコ・バルトリーニ・アル・ムデック) |
住所 | |
アクセス | 地下鉄 P.TA Genova FSより徒歩14分 バス Via Bergognone駅より徒歩4分 トロリーバス P.Le Delle Milizie V.Le Troya駅より徒歩8分 |
バール|テラッザ・アペロール(Terrazza Aperol)
ここでのおすすめは、ミラノ大聖堂の上部を真横から見ることができる絶景テラスです。
店内はミラノを代表するリキュール「アペロール」をイメージしたポップなオレンジカラーで統一されており、代表的なカクテル「アペロールスピリッツ」と軽食が楽しめます。軽食にはプロシュート(生ハム)やチーズ、オリーブ、小さなフォカッチャの盛り合わせをお楽しみください。
スポット名 | テラッザ・アペロール(Terrazza Aperol) |
住所 | |
アクセス | 地下鉄 Duomo駅より徒歩1分 |
ペイストリーショップ|Marchesi 1824(マルケージ)
マルケージは、200年以上もの歴史があるミラノの老舗ペイストリーショップ(Pasticceria)です。店内には、お土産にもおすすめのチョコレートやドラジェも揃っています。おすすめは、3段のケーキスタンドにフィンガーフードやドルチェが提供されるアペリティーボです。
ミラノ市内には3店舗あり、本店はカイロリ駅から徒歩5分の距離に位置しています。本店の内装は、オリジナルを維持しており、アンティークを基調としたエレガントでノスタルジックな空間が特徴です。
ミラノ大聖堂前のガレリア店や高級ブティックが並ぶモンテナポレオーネ店は、買い物の合間にも立ち寄ることも可能。ペストリー&カフェバーにはバーカウンターもあり、コーヒーやカクテルなどを楽しめます。
スポット名 | Marchesi 1824(マルケージ)本店 |
住所 | |
アクセス | 地下鉄Cairoli駅より徒歩5分 |
02|ワークショップで本場のイタリアを味わいながら学ぼう
ミラノには、ミラネーゼの食文化や文化を学ぶことができるワークショップがあります。
ワイン教室は、ソムリエからワインの起源や製造方法を学べる興味深い内容が魅力です。他の参加者と一緒に、複数のワインをテイスティングしながら楽しめます。ピッツァ職人からのレッスンを受けるピッツァ教室では、本場イタリアンピッツァ作りの秘訣や工程を学び、出来立てのピッツァを味わうことができます。
他にも、シェフから学ぶイタリア料理など、ミラノでしかできない貴重な経験を体験してみてください。
03|ミラノのデザインとファッションツアー
アパレルに興味がある方におすすめなのが、ミラノコレクションが行われる街でファッションについて学ぶツアーです。アトリエでのファッションワークショップも開催されており、イタリアファッションの魅力に迫ります。
現地のアトリエを訪れて職人に作品の製作方法を学ぶことは、イタリアでしかできません。高品質のデザインがどのように作られ、「Made in Italy」のラベルが貼られているのかを楽しみながら知識を深めることができます。
ブティックやデザイナーズストアを巡りながら、ファッション業界やイタリア製品について詳しく知ることができます。
ミラノのお気に入りスポットを探し、自分だけの旅を楽しもう
本記事では、ミラノのおすすめ観光スポットと観光テーマ別スポットをご紹介しました。
ミラノは、中世の街並みを残したエリアと近代的なエリアがあり、新旧がクロスした魅力が詰まった街です。自然豊かなスポットも多く、ファッションや美食、アートなど、さまざまなジャンルの観光スポットが点在しています。
ミラノにはまだまだ紹介しきれないスポットがたくさんあります。こちらの記事では、ミラノの1日モデルコースを紹介していますので、参考にしてみてください。
\ ミラノの1日モデルコースを紹介している記事はこちらから /
→ミラノの1日モデルコース2パターン!観光スポットの見どころも徹底解説
本記事を参考にして、ミラノに行く際は自分だけのプランを計画して思い出に残る旅を実現させてくださいね。