【コラム】ますます落ちる航空需要予測、我々はどうやって生き延びるのか
先日、IATAが2020年の通年旅客予測を66%減へ、これまでの予測より3%下方修正しました。北半球の夏の旅行シーズンが不振だったことの影響です。新型コロナウイルス感染症の航空業界への影響は依然として落ち着く様子もなく、苦しい状況が続きます。国際線に関して言えば、いくら観光や出張のニーズが存在していても入国や帰国後の隔離要求が撤廃されない限り、止むに止まれぬ事情がある人以外は海外へ行かないわけで、IATAの予測下方修正は当然のものと言えます。しかし「予測が更に悪化して困ったね…」とため息を付くだけで...