出雲の温浴施設運営会社が破産開始決定、負債9.8億円

東京商工リサーチ(TSR)によれば、島根県出雲市で温泉入浴施設などを運営していた中ノ島ニューシティプラザはこのほど、松江地方裁判所出雲支部に破産を申請し、3月20日に破産開始決定を受けた。負債は銀行からの借入のみで、総額9億8150万円。同社は2004年に設立。旧平田市(現出雲市)で100%源泉掛け流し温泉の入浴施設「湯元楯縫割烹温泉ゆらり」と、物販施設「思ひ出横丁ぶらり」の管理・運営をおこなっていた。減価償却や金利、開業費の償却の負担などが重く、開業当初から赤字が続いており、借入金返済が困難になっ...