旅行業公取協、てるみ問題受け「消費者の信頼回復へ」
旅行業公正取引協議会(公取協)は6月27日、都内で第33回の通常総会を開催した。会長の菊間潤吾氏は冒頭の挨拶で、3月のてるみくらぶの大型倒産について「消費者の被害総額だけでも100億円を超す。消費者の信頼を大きく揺るがす事件」とコメント。今年度は同会として「消費者の信頼回復に重きを置いた情報発信に注力するとともに、引き続き公正競争規約の適正運用と周知徹底をめざす」との考えを示した。本誌の取材に応えた菊間氏は「(てるみくらぶ問題で)消費者の広告への見方が厳しくなっている」と語り、「旅行会社は今まで以上...