視覚障害者の生の声を「気づき」に JR西日本・特別研修(1) 鉄道利用時の危険学ぶ
昨年4月1日に「障害者差別解消法」が施行され、障害者や高齢者など身体の不自由な人たちとともに生きていく共生社会づくりが進められている一方、視覚障害者の電車のホームからの転落事故が相次いでいる。こうした事態を受けて、JR西日本(大阪市)は、かねてから導入している「サービス介助士」の資格取得講座に、盲導犬ユーザーを講師とした研修を組み込んだ特別研修を実施している。介助技術の習得に合わせて障害者の生の声を聴くことで、介助の大切さを理解し、障害者に対する社員の意識向上と、さらには事故防止につなげていくのが狙...