新春トップインタビュー:観光庁長官 田村明比古氏

17年は「観光先進国」に向けて本格始動
日本の旅行業界も「変わるべき」

2016年は、政府が新たに「明日の日本を支える観光ビジョン」を策定して「観光先進国」をめざすとともに、年間訪日外国人旅行者数が初めて2000万人を突破するなど、訪日旅行にとっては節目となる年となった。今後は「量」だけではなく「質」の成長が求められるなか、行政面での旗振り役を担う観光庁はどのような取り組みを進めるのか。長官の田村明比古氏に16年を振り返っていただくとともに、17年以降の展望を伺った。―16年は日本の観光業にとってどのような1年でしたか田村明比古氏(以下敬称略) 訪日旅行については初めて...