バス事故検討委が対策とりまとめ、旅行会社の処分強化も
国土交通省は6月3日、「安全・安心な貸切バスの運行を実現するための総合的な対策」を公表した。今年1月に軽井沢で発生したスキーバス事故を受けて設置した「軽井沢スキーバス事故対策検討委員会」が10回の会合を経てとりまとめたもの。同日には委員長を務める一橋大学大学院教授の山内弘隆氏が国土交通大臣の石井啓一氏に手交し、石井氏は「実行可能な対策から、速やかに実行に移していく」と約束した。旅行会社関連の対策では行政処分強化の検討なども含まれている。同対策では基本的な考え方として、政府は安全運行に関する遵守事項を...