三重のなか平が破産開始、負債13億円-旅館「慶泉」など運営

東京商工リサーチ(TSR)によると、旅館「網元なか平」と高級旅館「慶泉」を運営する三重県鳥羽市のなか平が、2月22日に津地方裁判所伊勢支部に破産を申請し、破産開始決定を受けた。負債総額は13億円。同社は1912年に同市で商人宿を開業。68年頃から本格的に観光旅館業に参入し、「網元なか平」の経営を始めた。97年には「慶泉」を、2000年には志摩市内に宿泊施設「沙都邑」を開設し、同年7月期には13億8400万円の売上高を上げた。しかし、その後は長引く不況で宿泊客数が伸び悩み、リーマンショック以降はさらに...