生産性向上で「旅館業を成長産業に」 観光庁・旅館経営教室セミナー(2)
生産性が上がるということは「人や施設の稼ぐ力が向上」「顧客満足と作業効率を追求」すること。しかし、特に後者については「二兎」を追うことを意味し、旅館の現場では敬遠されがちだと内藤さんは言う。そこで、繰り返し作業や無駄なサービスの排除などを徹底することで労働生産性を上げる案を提言。労働生産性が20%上がれば利益も上がるといい「これに向けてロードマップをつくることが大切です。数字面から詰めると見えるものがあります」と強調した。また、現場でよく聞かれる「人手不足」という言葉のからくりにもメスを入れる。現状...