新局面を迎えたホールセール商品、高付加価値化の中に見えた各社の方針
「手配旅行の市場を本気で取りに行く」――。最大手、JTBワールドバケーションズが新たな領域への展開を宣言した今年は、各ホールセラーの方向性における分岐点の年になりそうだ。全体的には「シニア対応」「品質重視」の流れは変わらないが、その内容や商品構成、アプローチの仕方は各社の強みや業態によって特徴が出始めている。この数年、おこなわれてきた商品改革の姿や輪郭が鮮明となり、その違いが目に見えてきた。大手5社の今上期の方針から、商品の特徴とともに今後のホールセール商品の展開を考えてみたい。販売店を考慮した商品...