ハウステンボス、澤田秀雄氏の挑戦-「未来都市」の実現に向けて(その1)

2011年9月期中間期(2010年10月~2011年3月)で初めて黒字転換を果たしたハウステンボス(HTB)。初期の設備投資や立地の悪さがネックとなって創業以来赤字が続いていた窮状をいかにして脱したのか。そして、東京ドーム33個分という広大なキャンバスに何を描こうとしているのか。HIS代表取締役会長であり、HTB代表取締役社長として再建に向けて舵を取る澤田秀雄氏に聞いた。▽賑わい創出と満足度向上から取り組み 澤田氏は、着任時がすでに「1回目の危機」であったと振り返る。HTBは1992年の創業以来、...