海外旅行者数は4月半ばで底打ち、通年での見通しは厳しく−JTBF調査

日本交通公社(JTBF)は4月22日、東日本大震災後の海外旅行市場動向についてとりまとめ、海外旅行者数は4月半ばでほぼ下げ止まったと分析した。その一方で、半年や1年単位での見通しは「良くない」とし、企業の収益悪化や復興税導入を見越した消費支出の絞り込みによる海外旅行需要の低迷への懸念を示した。また、9.11テロやSARSと比較すると、震災直後に一旦需要が回復するまでは早いが、長期的な影響について注意が必要であり、旅行会社は今後の旅行需要の下ぶれリスクを計算に入れて慎重に取り組む必要があるという。海外...