IATA、航空需要縮小に底打ち感も回復は遠く−5月の需要は9.3%減

  • 2009年6月29日

国際航空運送協会(IATA)によると、2009年5月の国際線定期便の旅客需要は前年比9.3%減、ロードファクターは3.3ポイント減の71.2%であった。旅客需要は4月の3.1%減から悪化したものの、3月の11.1%減は上回っており、IATAでは底打ち感があると分析。ただし、IATA事務総長兼CEOのジョバーニ・ビジニャーニ氏は底打ち感を認めつつ、第1四半期に20%減となった旅客収益が5月には30%減であったと見積もっていることから、「回復にはまだ遠い。この危機は今まで我々が経験したものの中で最悪だ」...