「混乱期こそ、原点に」−一層の事業改革を推進 日本航空社長 西松遙氏
2009年は、昨今の未曾有の経済危機を踏まえ、打開策は何か、原点である基本品質に立ち返ることの必要性を共有し、実践していく。米国発の金融危機が世界を駆け巡り、日本の実体経済にも明確な影響を与えている。航空需要も例外ではなく、JALグループのお客様や貨物も大きく減少しており、まさに未曾有の経済危機にある。環境が急変する中で、私が考えている対処方針は、短期的には「需要の急減」という危機を克服し、再生中期プランの進捗を維持することだ。他社に「売り負けない」こと、お客様にこれまで以上に選んでいただくことをめ...