国土交通省の航空輸送統計速報によると、平成15年度の国際航空輸送人員は前年比19.2％減の1445万人と、平成7年度並みの数値であった。上期はイラク戦争やSARSの流行、下期は一部地域で再発したSARSや鳥インフルエンザの発生が影響した。方面別ではアジアが特に落ち込み、前年比26.7％減の709万9188人であった。その他の方面は米大陸が6.4％減の196万6418人、ハワイやグアムなどの太平洋が12.5％減の295万3663人、ヨーロッパが12％減の179万9366人、オセアニアが7.3％減の63...