今年の人手不足関連倒産件数 既に過去最多更新、賃上げ巡り資金繰り悪化と人材流出のジレンマ
7月の「人手不足」を一因とする全国企業倒産件数(負債1千万円以上)が32件だったことが東京商工リサーチ(TSR)の調査でわかった。これにより、1~7月の「人手不足」を一因とする倒産は177件で、13年の調査開始以降、年間最多を記録した23年(158件)の数字に7カ月で達した。倒産要因別では、求人難(71件)が最多。以降は人件費高騰(60件)、従業員退職(46件)と続いており、人件費高騰及び従業員退職を要因とする倒産数は既に年間最多を更新している。続いて産業別では、サービス業他(53件)が最多で前年同...