旧本館の伝統を継承・進化させた新たな館内、The Okura Tokyo
今年5月に創業60周年を迎えたホテルオークラ東京。The Okura Tokyoは、グループの旗艦ホテルとなるラグジュアリーブランドとして、4年におよぶ本館の建て替え工事を経て2019年9月に開業した。間もなくコロナ禍に見舞われ需要の低迷に直面したが、日本ブランドならではのサービスを活かし、国内市場の獲得に努めてきた。
今夏まで同ホテルの外国人宿泊客の比率は2%から3%に止まっていたが、水際対策の緩和を受け10月には3割、11月には4割ほどに回復してきたという。6月に総支配人に就任した高柳健二氏(高ははしごだか、柳は木へんにタとセツ)は、12月1日に開かれた記者懇親会で「ホテルの最大の強みは人だということを着任からの5ヶ月で痛感した。まずはオペレーションを安定させることが課題。サービスや商品など普段のオペレーションでお客様に認めていただき、2023年を迎えたい」と語った。
The Okura Tokyoは、41階建ての「オークラ プレステージタワー」と、17階建ての「オークラ ヘリテージウイング」の2棟で構成される。旧本館の雰囲気を引き継ぎつつ現代の利用者のニーズにも応える新しい館内を紹介する。