ハワイの「今」を駐在員の視点から-花火、パレード…イベントが続々再開
現在のハワイの様子
6月は月初から嬉しいニュースが続きました。順に整理してまとめてみると改めて、当たり前だったことが2年以上も行われていなかったことに驚かされます。
ヒルトン花火の再開
6月3日に、ヒルトンハワイアンビレッジ開催の「金曜日の花火」が復活しました。ヒルトンの花火は、1988年4月8日に開始して、なんと約32年間も続いていたイベントでした。2020年3月13日を最後にコロナ禍の為に中止となりましたが、2年3ヶ月ぶりの再開。9月までは毎週金曜日の20時から4分間、レインボータワー前にあるラグーンの砂浜から花火が打ち上げられます。
カメハメハデーのパレード再開
6月11日は米国でもハワイ州のみで祝われる祝日「キングカメハメハ・デー」。各島で毎年、盛大なイベントが開催されていましたが、ワイキキのパレードは、コロナ禍の2年間は自粛となっていました。以前は長く続くパレードに送迎やツアーバスの交通が遮断されトラブルや悩みの種となっていましたが、無ければ無いで寂しいものでした。
1982年にハワイ王国を建国したカメハメハ大王を称える日として制定された「カメハメハデー」は今年で150周年の節目でした。前日の6月10日には、イオラニ宮殿前のカメハメハ大王像に長いレイを捧げる「レイ・ドレーピング・セレモニー」、当日の11日には、ダウンタウンからワイキキを通り、カピオラ二公園まで練り歩く「フローラル・パレード」が以前と同じように開催されました。
尚、今年は、夏以降のイベントも次々に通常開催になるだろうと報じられています。例年9月初めに開催される日系の大きなイベント「沖縄フェスティバル」も、バーチャルではなく対面式の開催になると発表されています。
到着時の陰性証明書が不要に
6月12日には、アメリカ入国の際のPCR検査の陰性証明書の提示義務が撤廃されました。まだ日本出発時のワクチン接種証明書の提示や帰国前の陰性証明書の取得は必要ですが、ハワイに来る際の余計なプロセスが1つ減りましたので、旅行のハードルが一段と低くなっています。
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