アメリカの「今」を駐在員の視点からーコロナ後のファーストクラス、日米比較

 搭乗するとファーストクラスは筆者のみ。ビジネスクラスが8割程度まで埋まっていたのとは対照的でした。コロナ後の海外渡航は観光需要よりもビジネス需要から回復していくと各メディアで報じられていましたが、実際にそのようなことが起こっているように感じられました。

JLファーストクラス

 機内では飲食時以外は常にマスクを装着するよう案内されます。クルーも当然マスクを着けていますが、食事提供時は手袋とアイシールド(透明なゴーグル)まで装着していました。後述する米国内線ファーストクラスのサービスとは対照的です。機内食はコロナ前と同水準の内容で美味しくいただきました。おしぼり等一部使い捨てのものに変更されている部分が残っているようですが、配布されるアメニティや布団、機内販売もコロナ前と同様です。

JLファーストクラスの機内食、和食 先付5種

アメリカン航空ファーストクラス (JFK空港~ロサンゼルス空港)

 ニューヨーク到着の翌日にアメリカン航空(AA)の大陸横断線ファーストクラスに搭乗しました。国内移動のため、チェックイン時にPCR検査陰性証明やワクチン接種証明の提示は必要ありません。

 羽田空港のJL同様、AAもJFK空港にはグレード違うラウンジが2種類、計3ヶ所ありますが、全てオープンしていました。利用したフラッグシップラウンジではテーブル担当がついたレストラン形式で食事できますが、バイキング形式の食事も用意されていました。バイキングの食事や食器は剥き出しで置いてあり、蓋はありません。

JFK空港第8ターミナル内、AAフラッグシップラウンジ。ソーシャルディスタンスを喚起するような掲示は見当たらない

AAフラッグシップラウンジ内、バイキング形式の食事

 搭乗ゲートでは、マスク装着率は50%くらいに見えました。6月現在、CDCは公共交通機関の屋内環境でのマスク着用を引き続き推奨していますが、義務ではありません。搭乗すると、マスクを着用していたクルーは1名のみ。小さい航空機のため機内全体を見渡せましたが、ファースト、ビジネス、エコノミーともほぼ満席でした。

AAの大陸横断線ファーストクラス。10席全て埋まっていました

AAファーストクラスの機内食。食事の際もコロナ対策で変更された点を見つけようとしましたが、完全にコロナ前に戻っている印象でした

最後に

 日本からお越しいただくお客様を迎えるにあたっては十分な感染対策が必要であり、さらにお客様にアピールしていくことも旅行需要回復に重要です。ですが今回のレポートの通り、国柄や文化の違いがあり、感染対策は土地それぞれで、日本と全く同じ感染対策を米国で求めるのは不可能です。米国への渡航を検討されていらっしゃるお客様には、現地の新型コロナウィルスへの考え方、接し方をご理解いただけると幸いです。

本稿は、トランスオービット USA ラスベガス支店の斉藤大将氏よりご寄稿いただいています。
※2022年6月20日(現地時間)現在の情報です。

株式会社トランスオービット
米国本土・ハワイ・カナダ・オーストラリア・韓国に現地法人を有するランドオペレーター
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