【大連現地レポート】アクティビティやナイトマーケット、豊富な観光資源で徐々に回復見せる

冬季、夏季のアクティビティが充実

 2021年の冬以降、大連のファミリー層の多くは週末に雪のレジャー体験に出掛けており、今年、大連市内のスノーリンクとアイスリンクを訪れる観光客数は大幅に増加しました。北京冬季オリンピックの影響もあり、大連の住民の間で冬のレジャーとしてスキーが大人気となっているのです。スキーヤーの年齢層は若くなり、親世代も子供たちがスキーを学ぶことに非常に意欲的です。

 大連旅順口区は中国東北部の最南端、黄海と渤海の境界線に位置し、毎年冬になると白い雪を背景にした海の景色がとても魅力的です。その影響か大連旅順口区には近年多くの氷と雪のレジャースポットが誕生しています。

 また夏季のアクティビティも充実しており、大連のウォーターパークとクルーズ船の売り上げは、気温の上昇に伴い5月に増加します。ラフティング、ウォーターテーマパーク、クルーズは、端午節に開催されるドラゴンボートフェスティバルで最も人気のあるウォーターアクティビティです。また、春のキャンプブームはドラゴンボートフェスティバルにも続き、期間中のキャンプの予約数は昨年に比べて3倍以上になりました。ホームキャンプ、コミュニティキャンプ、RVキャンプなどキャンプの方法も様々です。

大連星海広場


2022年大連で日中文化観光交流会議を開催

 「協力、開発、ウィンウィン」をテーマにした2022年の日中文化観光(大連)交流会議が、フラマホテル大連でオンラインにて開催されました。会議は、大連市文化観光局、中国国際出版局のアジア太平洋コミュニケーションセンター、中国観光アカデミーが主催しました。大連の観光資源の利点を十分に活用し、北東アジアに国際海運、ロジスティクス、金融センターを建設し、世界的に有名な国際観光リゾート都市を建設するための交流の機会を提供しました。大連は「2024年の東アジアの文化の中心地」における候補都市に選ばれて以来、多くの日中交流活動が行われてきました。日中外交関係の正常化から50年の間に、両国の文化・観光協力や交流は大きく進展し、地方都市間の交流は相互観光の促進においてますます重要な役割を果たしています。

新型コロナウイルス感染対策について

 東北三省内(遼寧省、吉林省、黒竜江省)では、隔離・検査措置が強化されています。中国国外からの渡航者を対象とした最大28日間の指定施設での隔離等が行われており、さらに追加隔離や健康観察と複数回のPCR検査、抗体検査の受診を求められる場合があります。また、他都市を経由してこられる場合、14日間の指定施設での隔離後、7日もしくは14日程度の自宅隔離や健康観察が行われます。中国国内の中リスク・高リスク地域から東北三省に来られる方はPCR検査や一定期間の隔離等が行われます。

大連の夜景