【タイ現地レポート】緩和された入国規制と日本への帰国体験記
ビザ延長出来ず、二年半ぶりに日本帰国
パンガン島滞在中、突如タイ政府によるコロナビザのルール変更により、ビザの延長が出来なくなりました。ビジネスビザからコロナビザに切り替えた人はビザの延長が出来なくなり、タイに滞在したい場合はもう一度観光目的で再入国しなければなりません。パンガン島とバンコクの移民局に相談しに行きましたが断られ、カンボジアへの移動を検討しましたが、日本帰国のフライトとあまり費用に差がなかったので帰国することにしました。
日本帰国前にブースターを接種し、ZIP AIRのフライトを予約しました。直前の予約でしたが片道約2万円と想像していたよりも安く、搭乗前のPCR検査で陽性が出た場合は全額返金してくれるとコールセンターから回答を頂きました。帰国72時間前に合わせてバンコク都内のクリニック(MedConsult Clinic)でPCR検査を受けました。料金は1500バーツ(日本円で約5000円)とバンコクでは格安で、検査後翌日の午後に陰性であるとの結果をメールにて受け取りました。
スワナプーム空港はあまり混み合っていませんでした。オンラインチェックインはコロナの影響で出来なくなっており、カウンターにてワクチンとPCRの証明書を提示してからチェックインしました。出入国検査はマスクの着用以外、特に変わったことはありませんでした。通常通り搭乗しましたが、乗客が十数人程しかおらず、それに対して機内乗務員は5,6人程いました。赤字路線の定期便なのでなぜ便を減らさないかと疑問に思いましたが、左右に誰も人がおらず快適に眠ることが出来ました。
成田空港到着後は入国審査前に誓約書に署名を求められ、陰性とワクチン証明書の提出、帰国者の現在地を特定するアプリのインストール、簡易検査をして30分程結果を待ち、外に出るまでにおよそ2時間程掛かりました。5月23日現在ではこれらの申請を全て事前にアプリで済ましておくことができ、入国に掛かる時間を大幅に削減出来るようになっています。筆者はワクチン接種済みで尚且つ比較的感染者の少ないタイからの帰国ということで、アプリで政府から現在地の情報を提供しなければなりませんが、隔離期間は免除されました。ついに2年半ぶりに日本に帰国することが出来ました。
最後に
日本に帰国して最初に驚いたのは、コンビニに入るときに検温を必ずしなくても良いということでした。タイでは検温と消毒をしないと入場出来ません。海外の方がルールが緩いというイメージでしたが、日本のコロナ対策の緩さに驚きました。また商業施設などではネットでの事前予約をお願いされたり、電子決済やタブレットでセルフオーダーなどが増えていたのに驚きです。ひとまず一旦の一時帰国にはなりますが、次また日本に帰国する時はどんな風に社会が変化しているのか楽しみです。