往来の通常再開は今秋か、JATAが旅行再開へのロードマップを更新
日本旅行業協会(JATA)は5月17日、独自に作成する旅行再開へのロードマップを更新した。新たなロードマップでは、6月から7月にかけて入国規制の更なる緩和・撤廃、帰国時の待機期間の撤廃が進み、観光目的の外国人の入国再開が始まると想定。また、外務省の感染症危険レベルも7月上旬頃までを目途に2から1へ引き下げられると想定している。JATAではこうした渡航制限の緩和を受け、6月から海外企画旅行が順次再開され、9月以降ウィズコロナとしての往来が通常再開されると予測する。
JATAとしては、既に4月より往来再開対象国に向けて視察団の派遣を始めているが、これを6月まで継続し、海外でのコロナ罹患時の医療体制の整備など、安心・安全に海外旅行ができる仕組みの構築を急ぐ。また、6月から7月には「JATA海外旅行復興プロジェクト」を展開し、SNSや各種広告などを使って海外旅行への機運醸成を図る計画だ。訪日旅行再開に向けては、5月と8月に国内意識調査の実施を予定している。