【ニューヨーク現地レポート】規制緩和でエンタメ業界にも活気、4月~5月の一時帰国レポートも
イベントの参加条件も緩和へ
1月の時点では、イベントに参加する場合や屋内施設に入る場合はワクチン接種証明の提示が必要でしたが、現在は証明書の提示を義務付けている場所は減ってきています。レストランなどへ行っても、証明書の提示を求められる回数も減ってきたと実感しています。また、マスクに関しては、地下鉄などの公共機関では着用している人が6割程度ですが、一度外に出てしまうと3割程度であると感じます。ニューヨーク市内でマスクをしている人はすでに少数派であるといえるでしょう。
メジャーリーグベースボールの会場であるヤンキースタジアムでも、ワクチン接種証明の提示は義務付けられていないようです。ヤンキースタジアムのウェブサイトをチェックしてみると、3歳以上で2回目のワクチン接種が終わっていない人はマスクをつけるようにという注意書きがあります。
ブロードウェイでは今年の初めまで休演が相次ぎましたが、2月ごろからようやく再開し始めました。筆者は2月にモルモン宣教師たちの布教を題材としたミュージカル・コメディ”Book of Mormon”を観に行きました。ブロードウェイでも人気のショーということもあったと思いますが、やはり観客にも2020年から待ち続けていた人も多かったのか、公演開始の暗転になった瞬間に拍手が起こりました。場内では、飲み物を飲むとき以外はマスクをするようにというアナウンスが何度も流れ、マスクを外している人に注意をしている係員もいました。
以前はよく開催されていた日本に関するイベントも、コロナウイルスの影響でなかなか難しかったようですが、今年はようやく少しずつ戻ってきました。先日はクイーンズで行われた和太鼓のコンサートに行ってきました。家族で参加している人もいましたが、屋内コンサートであったためか子供も含めて全員がマスクをしていました。イベントの中で掛け声をかける場面では、必ずマスクを外さないようにという注意がされました。しかし、去年は掛け声も許されずに手拍子のみというイベントもあったようなので、やはり徐々に元に戻ってきているようです。
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