知床から観光産業の安全管理を考える-インプリージョン オダギリサトシ氏寄稿

  • 2022年5月10日

知床から安全管理を考える

正直、凡ミス程度ならリカバリーできますが
それどころでないのが
知床の観光遊覧船です。

斜里町のウトロは
今年に入って2回遊びに行き
仲良くしてもらっている人も多く
私の「ふるさと」のようなところです。

なので
事故のニュース速報を聞いて
すぐ連絡して状況を聞きました。

私の知り合いの漁師さんたちは
連日捜索に行かれているとのこと。

本当に心が痛いです。
はやく全員が見つかりますように。。。。

報道や想像をもとに正義感を振りかざして
例の事業者や経営者を叩くのは簡単ですが
そんな事より
人を以て鑑と為さなければなりません。

旅行会社として
宿泊施設として
交通事業者として
地域の観光事業者として
通訳案内士や観光ガイドとして

改めて
どんな業態であれ
安全対策にエネルギーを注がなければなりません。

この2年苦しかった。
苦しいから
目の前の現金が欲しい
それはわかる。

それはわかるけど
不正したり
安全を蔑ろにしたりしたら
絶対にあきません。

失った信用はなかなか取り戻せませんよ。
自社だけでなく
同業者も
ディスティネーションも。

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