オーストラリア、「新型コロナウイルス」に関する最新情報
オーストラリアにおける新型コロナウイルス(COVID-19)に起因する、各州の状況をお知らせいたします。
なお、オーストラリア政府は入国制限の緩和をさらに進め、2022年4月17日以降、オーストラリア入国前のPCR検査による新型コロナウィルスの陰性証明書の提出義務が廃止されます。
■ オーストラリア各州で実施されている州境制限
オーストラリアには6つの州と2つの準州からなる連邦国家であり、各州・準州政府が強い権限を持っています。
オーストラリア到着後の入州・隔離・検査規定はその州・準州政府が決定、各州・準州により異なり、また国内・海外からの入州でも異なりますので注意が必要です。
以前は州・準州によって大きく異なり、厳格な隔離、検査規定を設けていた州・準州もありましたが大幅に緩和され、ワクチン接種完了者は隔離無しで入州可能になっています。
最も厳格で国内の他州に対しても州境閉鎖を行っていた西オーストラリア州も、2022年3月3日よりワクチン接種完了者は隔離無しの入州が認められました。
● 州・準州ごとの到着後隔離・検査義務
下記の州境移動の制限は、空路で到着するワクチン接種完了者に対する制限内容となり、陸路での入州、ワクチン接種を完了していない人に対しては、別途制限があります。
何れの州もオーストラリア連邦政府の定めた、オーストラリア入国条件を満たした上での、追加の入国条件、行動制限となります。
州によっては、到着後に迅速抗原検査(RAT)を実施することが義務付けられておりますが、検査キットはTGA(オーストラリア保健局)が承認した検査キットである必要があります。
※オーストラリアで承認されている新型コロナウィルスの迅速抗原セルフテスト
https://www.tga.gov.au/covid-19-rapid-antigen-self-tests-are-approved-australia
◎ ニューサウスウェールズ州(シドニーなど)
〔国内から到着〕
隔離・検査義務なし。
〔海外から到着〕
* ニューサウスウェールズ州到着後、24時間以内に迅速抗原検査(Rapid Antigen Test)を行うこと。
* 陰性結果が出るまでは自宅または宿泊施設で隔離を行うこと。
◎ ビクトリア州(メルボルンなど)
〔国内から到着〕
隔離・検査義務なし。
〔海外から到着〕
* ビクトリア州到着後、24時間以内に迅速抗原検査(Rapid Antigen Test)を行うこと。
(PCR検査でも可)
* 陰性結果が出るまでは自宅または宿泊施設で隔離を行うこと。
◎ クイーンズランド州(ゴールドコースト、ケアンズなど)
〔国内から到着〕
隔離・検査義務なし。
〔海外から到着〕
* クイーンズランド州到着後、24時間以内に迅速抗原検査(Rapid Antigen Test)を行うこと。
* 陰性結果が出るまでは自宅または宿泊施設で隔離を行うこと。
◎ 西オーストラリア州(パースなど)
〔国内から到着〕
* G2G PASSのオンライン登録を行うこと。
* 3回接種資格がある人は3回の接種を完了していること。
(3回接種の資格がない場合は2回接種完了)
* 西オーストラリア州到着後、12時間以内に迅速抗原検査(Rapid Antigen Test)を行うこと。
* 空路で到着の場合、到着時にRAT検査キットが提供される。
〔海外から到着〕
* G2G PASSのオンライン登録を行うこと。
* 西オーストラリア州州到着後、12時間以内に迅速抗原検査(Rapid Antigen Test)を行い、
陰性結果を登録すること。
* 到着時にRAT検査キットが提供される
◎ タスマニア州(ホバートなど)
〔国内から到着〕
隔離・検査義務なし。
〔海外から到着〕
隔離・検査義務なし。
◎ 南オーストラリア州(アデレードなど)
〔国内から到着〕
隔離・検査義務なし。
〔海外から到着〕
* 南オーストラリア州到着後、24時間以内にPCR検査を行うこと。
* 陰性結果が出るまでは自宅または宿泊施設で隔離を行うこと。
◎ ノーザンテリトリー準州(エアーズロック、ダーウィンなど)
〔国内から到着〕
隔離・検査義務なし。
〔海外から到着〕
隔離・検査義務なし。
◎ オーストラリア首都特別区(キャンベラ)
〔国内から到着〕
隔離・検査義務なし。
〔海外から到着〕
* オーストラリア首都特別区到着後、24時間以内に迅速抗原検査(Rapid Antigen Test)を行うこと。
(PCR検査でも可)
* 陰性結果が出るまでは自宅で隔離を行うこと。
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■ オーストラリア国内感染者数
4月10日時点のオーストラリア国内の新型コロナウイルスの感染者数、及び死者数は以下の通りです。
12月中旬より急増した新規感染者数は、1月12日の1日あたりオーストラリア全国で175,271人でピークを迎えた後、減少に転じました。しかしながら、2月に入って下げ止まり、3月に入ってからは再びはっきりとした増加傾向を見せて始めていることが懸念されています。
完全なコロナゼロ戦略をとっていた西オーストラリア州は、他の州と明らかに違う感染状況を示しており、西オーストラリア州内の感染者数がほぼゼロでしたが、2月に入り上昇傾向を見せ始め、現在も増加を続けています。
* オーストラリア現感染者数: 445,042名
オーストラリア首都特別地域(ACT) --- 6,093名
ニューサウスウェールズ州(NSW) --- 257,059名
ノーザンテリトリー準州(NT) --- 3,199名
クイーンズランド州(QLD) --- 18,912名
南オーストラリア州(SA) --- 38,033名
タスマニア州(TAS) --- 12,289名
ビクトリア州(VIC) --- 65,466名
西オーストラリア州(WA) --- 43,991名
※オーストラリア政府保険局 コロナウィルスの現況と症例者数
https://www.health.gov.au/news/health-alerts/novel-coronavirus-2019-ncov-health-alert/coronavirus-covid-19-current-situation-and-case-numbers
以上、ご注意ください。