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ロサンゼルスから日本へ、一時帰国時の隔離状況

規定隔離期間を終えた後

 7日目の検査結果が14:00頃出て、陰性の場合は退所となります。退所後ですが、現在隔離ホテルから直接自主隔離場所へ向かうことは許可されておらず、陰性者全員でバスにて再度到着空港に向かい、解散後、公共機関を使わず自主隔離場所へ移動します。

 帰国前は強制隔離が大変心配で憂鬱でしたが、Wi-Fi環境に問題が無かったため、部屋から一切出られないという不便さはありつつも、その中でも快適に過ごせたと思います。私の場合はこのような時期に仕方なく日本へ帰国しないといけない事情があったものの、身内の不幸などではないため強制隔離も耐えることができましたが、実際は今日にでも家族の元に帰る必要がある方も沢山いる現状で、日本入国後も日本にいながら家族の元へ直ぐに向かえない、コロナの厄介さを考えさせられた強制隔離体験となりました。

日本出国~アメリカ到着後

 ちなみに、日本からロサンゼルスに入国する際は、2022年2月現在、ワクチン接種証明書と搭乗24時間以内のPCR検査の陰性証明書を持参すれば、飛行機に搭乗ができ、ロサンゼルス空港での入国手続き後の強制隔離はありません。日本の水際対策とは対照的に入国後の強制隔離はなく、自主隔離とその後のPCR検査の推奨に留まっています。

 コロナは世界どこにでも存在しており、その対応は国によって様々です。仮に今後日本の帰国時の強制隔離等の措置が緩和されていったとしても、ブースター接種が騒がれている今、「ワクチンの一定期間ごとの定期接種の有無」に基準が変わり、それにプラスして、都度の「PCR検査(陰性証明)の提示」というものが、世界的にどこまで続くのかは全く見当がつかない状況かと存じます。そのことが旅行者にとって海外往来する際の思わぬ足枷になりかねないのではないかと感じています。

本稿は、トランスオービットUSAロサンゼルス本社の森下進一氏より寄稿いただいています。
※2022年2月12日(現地時間)現在の情報です。

株式会社トランスオービット
米国本土・ハワイ・カナダ・オーストラリア・韓国に現地法人を有するランドオペレーター
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