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アイスランド、フェロー諸島、グリーンランド、デンマーク、「新型コロナウイルス」の影響‐続報 (12/20の状況)

  • 2021年12月21日
  • 出典:OTOA

「新型コロナウイルス」に関するアイスランド、フェロー諸島、グリーンランド及びデンマークの状況をお知らせいたします。

日本の厚生労働省・各自治体が発行する「新型コロナウイルス感染症予防接種証明書」(和英)は、アイスランド、フェロー諸島、グリーンランド、デンマーク入国時に有効であることを確認済みです。

また、日本で受診・発行のPCR陰性証明書は、アイスランド及びフェロー諸島にて有効です。

欧州乗り継ぎ地も含め、各国の検疫要件については、必ず渡航前にご利用の航空会社や各国大使館にご確認ください。

■ アイスランドの状況

◎ 日本からの旅行者の出入国時の検疫要件

ワクチン接種完了者のみ、入国・旅行ができます。

オミクロン株対策として、南アフリカなど7ヵ国からの入国者に対し新たな規制が発動されておりますが、現時点で日本からの渡航者の入国時の検疫要件に変更はありません。

なお、現在の国境の施策は来年2022年1月15日まで有効です。

一方、2021年12月12日 午前0時以降は、日本帰国時3日間政府指定施設での隔離が要件となっております。

2回目の接種から14日以上経過した「新型コロナウイルス感染症予防接種証明書」、

日本出発前72時間以内に日本で受診・取得した「PCR検査陰性証明書」及び日本出発前72時間以内に以下のURLから事前登録してバーコードを準備しアイスランド行き航空便の搭乗手続き時、及びケフラビク空港到着時に提示することで入国が可能となり、旅行者は空港到着時のPCR検査は不要です。

但し、7日以上滞在する業務渡航者は、空港到着時にPCR検査が必要です。その場合、ケフラビク空港到着後、鼻と喉で検体を取る無料のPCR検査を受け、約8時間後SMSで結果の通知を受け取ります。

→ 事前登録フォーム(visit.covid.is: Registration)

 https://visit.covid.is/registration/

出国の搭乗手続き時は、事前に予約を取った上で出発の72時間前以内にレイキャヴィクにてPCR検査を受けます(有料、7,000 ISK)。その結果が約8時間後~最長36時間以内に出るので、その陰性結果を踏まえ、原則、日本の厚生労働省指定の陰性証明書を作成(有料、5,895 ISK)~受領後に空港での手続き時に提示しアイスランドを出発する必要があります。なお、アイスランドで発行される陰性証明書も必要要件を満たしているため、日本帰国時の検疫をクリアできることは確認済みです。

出国前のPCR検査で陽性となった場合には隔離施設で療養後、PCR陰性証明書を取得し上記手順に従い出国が可能となります。

◎ 現在の感染状況、ワクチン接種状況

新規陽性者数は国内検査で220名、入国時PCR検査を受けた人の中での陽性者は22名、現在隔離中の感染者1,817名。入院者は11名、うち集中治療室に入っている人は2名、死亡者数累計は37名、オミクロン株の陽性者は60名です。当初よりゲノム解析が進んでおり、オミクロン株陽性者が特定され、感染経路も確認されております。

感染の疑いのある国内の自主隔離者数は2,806名、入国者の自己検疫者数は318名で過観察中です。感染者累計は20,890名です。

12歳以上の国民の約90%が2回目のワクチン接種を完了、ヤンセンの2回目接種を含める全国民の51.3%が3回目のブースター接種を完了しております。

ファグラダルスフィアトル火山は3ヵ月間、溶岩流が止まったため、気象庁が噴火終了の旨を宣言しております。

■ フェロー諸島の状況

◎ 出入国時の検疫要件

昨年2020年7月以来、日本から入国&旅行が可能となっておりましたが、本年4月01日以降は、2回目のワクチン接種後8日を経過すれば、空港到着時「ワクチン接種証明書」及び「入国前2日以内に受けたPCR検査陰性証明書」を提出すれば、即旅行が可能となる運用が継続しております。

機内・空港・公共交通機関でのマスク着用が義務化されております。

◎ 現在の感染状況、ワクチン接状況等

現在の感染者数は379名、これまでの感染者数累計は4,735名となっています。検疫中の人は833名、入院者は3名、死亡者数累計は13名、オミクロン株の陽性者は47名です。

12歳以上の人口で見ると、現在90.1%が2回目の接種を終え、23.2%が3回目の接種を終えております。

最高医療責任者が「1週間以内に感染者のほぼ全てがオミクロン株になる」旨のコメントを発表しております。

アトランティック航空のフェロー諸島~コペンハーゲン空港間のフライトは、昨日12月20日は6便が運航しております。

■ グリーンランド

◎ 出入国時の検疫要件

9月06日より2回目のワクチン接種済み旅行者は、コペンハーゲンでの搭乗手続き時に「接種後14日経過したワクチン接種証明書」及び「入国前48時間以内に受診・取得したPCR陰性証明書」を提出すれば搭乗・入国が許可され、到着時のPCR検査や入国後の自己隔離は免除され、即旅行が可能です。

12月06日から国内の規制が強化され、旅行中も接種証明書の提示が求められます。

なお、PCR検査については日本で受診したものは有効とされません。

北欧諸国に加え、フェロー諸島、アイスランド、EU諸国、スイス、ルクセンブルグ、英国で受けたものが有効とされ、デンマークで受ける場合はコペンハーゲン空港内の検査センターで受診が可能です。

◎ 現在の感染状況、ワクチン接種状況等

現在の感染者は233名、死亡者は2名、累計の感染者数は1,969名、国立病院の入院者は1名です。

現在人口の67%が2回目のワクチン接種を完了、1回目を含めると71%が接種を完了しております。2回目の接種から4ヵ月半の期間が経過した人を対象としたブースター接種が始まっております。

2021年7月01日よりコペンハーゲン~カンゲルルスアーク線が週4便となり、日本を含め外国人は1便223名まで搭乗でき、デンマークからの1週間の入国者数の制限が撤廃されております。

なお、ワクチン未接種者は、国内線への搭乗が不可となっております。

首都・ヌークでは、インターネット回線の不具合によりPCR検査が滞り、問題となっております。

■ デンマーク

◎ 出入国時の検疫要件

デンマークから日本帰国時6日間の政府指定施設での自己隔離が要件となりました。

日本からは、10月25日以降はPCR検査の陰性証明書の提示が不要となり、所定の「ワクチン接種証明書」(接種後14日経過、1年経過してないこと)の提出により入国・旅行が可能でしたが、ドーハやドバイ経由で入国する旅客は到着後のPCR検査の受診が要件となりました。要件をクリアしたうえで往復とも乗り継ぎが可能です。

※参考: デンマーク政府の旅行者向けホームページ

 → Travelling to Denmark as a tourist

  https://en.coronasmitte.dk/covidtravelrules

◎ 現在の感染状況、ワクチン接種状況等

デンマークの現在の感染者数は121,195名、累計感染者数634,376名、入院者数584名で、うち66名が集中治療室に入っております。死亡者数は3,084名で、PCR検査を受けた累計数は52,289,111件です。オミクロン株陽性者は23,038名となりましたが、日本からの検疫要件に変更はありません。

国民の76.9%が2回目の接種を完了、34.7%が3回目の接種を完了しております。

感染再拡大に伴い12月19日から2022年1月17日までの新たな国内規制が発表されております。

以上、ご注意ください。

情報提供:株式会社ヴァイキング日本海外ツアーオペレーター協会