オーストラリア ケアンズ、「新型コロナウイルス」に関する最新情報

  • 2021年11月15日
  • 出典:OTOA

ケアンズにおける新型コロナウイルス(COVID-19)に起因する、旅行者が知っておくべき行動制限、観光施設、飲食店、商店のオープンなどの最新情報をお知らせいたします。

■ 10月18日に発表された「ワクチンプラン(今後の入州規制の緩和計画)」について

2021年10月18日(月)、クイーンズランド州政府は、今後2回のワクチン接種を終えた人の割合に応じて、段階的に入州規制を緩和する計画を発表しました。

◎ 2回接種者が70%に達した時点 --- 11月19日(金) 目標

【 他州からクイーンズランド州への入州 】

過去14日間以内に州外感染多発地域に滞在した場合でも、以下の条件を満たす場合はクイーンズランド州に入州可能となる。

・2回のワクチン接種を終了している

・空路で入州する

・72時間以内のCOVID-19検査での陰性確認

・14日間の自宅隔離の実施

【 海外からクイーンズランド州への入州 】

海外からクイーンズランド州へ直接入州する場合は、クイーンズランド州政府が指定する施設で14日間の隔離を終えなければならない。

また、海外から他州を経由してクイーンズランド州に入州する場合は、オーストラリアに入国してから14日間は、クイーンズランド州政府が指定する施設で隔離しなければならない。

◎ 2回接種者が80%に達した時点 --- 12月17日(金) 目標

【 他州からクイーンズランド州への入州 】

過去14日間以内に州外感染多発地域に滞在した場合でも、以下の条件を満たす場合はクイーンズランド州に入州可能となる。

・2回のワクチン接種を終了している

・空路及び陸路のどちらも可

・72時間以内のCOVID-19検査での陰性確認

・隔離不要

【 海外からクイーンズランド州への入州 】

海外からクイーンズランド州へ直接入州する場合は、2回のワクチン接種を終えており、72時間以内のCOVID-19検査で陰性の場合は、自宅での隔離が可能。

条件を満たさない場合、クイーンズランド州政府が定める海外からの入州者数の制限枠の対象となり、かつ、指定する施設で14日間の隔離を行わなければならない。

◎ 2回接種者が90%を超えた時点

・2回のワクチン接種を終えている場合、入州規制及び隔離が無くなる。

・2回のワクチン接種を終えていない場合、クイーンズランド州入州証の取得、

 1日あたりの入州者数の制限、14日間の隔離の実施が必要となる見込み。

■ クイーンズランド州の州境オープン状況

◎ ニューサウスウェールズ州境地域 Moree Plains地方行政区からの入州規制強化を発表

 (2021年11月15日現在)

2021年11月05日(金)、クイーンズランド州政府は、ニューサウスウェールズ州のMoree Plains地方行政区を制限地域(restricted border zone)とし、クイーンズランド州への入州規制を強化する旨を発表しました。

同行政地区からは、自宅からでは行えない必須業務や緊急のボランティアを行なう場合等の限定された必須目的がある場合は、州境を越え、クイーンズランド州への入州が認められています。

同日同時刻以降のニューサウスウェールズ州境の非制限地域(non-restricted border zone)は、

Ballina、Bourke、Brewarrina、Byron、Broken Hill、Clarence Valley、Glen Innes Severn、Gwydir、Inverell、Kyogle、Lismore、Richmond Valley、Tenterfield、Tweed、Walgett、Unincorporated Far Westの16地方行政区で、これらの州境地方行政区からは、自宅からでは行えない業務やボランティアを含む多岐にわたる必須目的に該当する場合、クイーンズランド州への入州が認められています。

ただし、入州許可証(Queensland entry pass)の登録が必要です。

→ クイーンズランド州入州届けに関して

 https://www.brisbane.au.emb-japan.go.jp/downloads/cvirus18062021.pdf

■ ニュージーランドからの旅行者を受け入れ

2021年11月01日より、ニュージーランドからクイーンズランド州への入州制限を再解除、ワクチン接種完了者は隔離無しにてクイーンズランド州への入州が可能となる。

(ニュージーランドからクイーンズランド州に入州する場合には、オンラインによるクイーンズランド入州届け/Queensland Travel Declarationの提出が必要となる)

他国からオーストラリアへ隔離無しの入国を認める協定である「Trans-Tasman Safe Travel Zone」に、クイーンズランド州が含まれた形となり、2021年1月現在西オーストラリア州を除く、全ての州・準州への入州が可能となっています。

但し、今入国制限緩和は、ニュージーランドからオーストラリアへの入国のみの対象となり、オーストラリアへ入国したニュージーランド人はニュージーランド帰国時には管理隔離対象となる。

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■ クイーンズランド州におけるマスク着用のルール

2021年11月11日、クイーンズランド州政府は予防接種対象者のうち80%以上がワクチン1回目の接種を終えたことを受け、クイーンズランド州内全域におけるマスク着用義務を緩和し、以下の場合を除きマスク着用の義務は無くなると発表しました。

但し、以下に該当する場合は、引き続きマスク着用が義務付けられます。

・過去14日以内に、COVID-19の影響を受けた地域(impacted area)

 またはロックダウンを実施した地域にいた場合は14日間着用

・空港構内及び国内線機内

・海外や感染多発地域(ホットスポット)から入州し隔離が必要な場合で、隔離施設までの移動中

なお、クイーンズランド州政府は、公共交通機関利用時、ライドシェア利用時等物理的距離の確保が困難な場合には、引き続きマスクの着用を推奨しています。

また、最近の感染確認状況を踏まえ、ゴールドコーストについては、居住または訪問する全ての者に対し、外出する場合はマスクの着用を推奨しています。

◎ ケアンズにおけるマスク着用状況(2021年11月15日現在)

 ケアンズ市内でマスクを着用している人は皆無です。

以上、ご注意ください。

■ 新型コロナウィルスに関する外部情報

* 在ブリスベン日本国総領事館 新型コロナウィルス情報

 https://www.brisbane.au.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

* オーストラリア連邦政府 新型コロナウィルス感染者数状況

 https://www.health.gov.au/news/health-alerts/novel-coronavirus-2019-ncov-health-alert/coronavirus-covid-19-current-situation-and-case-numbers

* クイーンズランド州政府 新型コロナウィルス感染者数状況

 https://www.qld.gov.au/health/conditions/health-alerts/coronavirus-covid-19

* クイーンズランド州政府 新型コロナウィルスの行動制限

 https://www.qld.gov.au/health/conditions/health-alerts/coronavirus-covid-19/current-status/public-health-directions

情報提供:株式会社トランスオービット日本海外ツアーオペレーター協会