JR東日本、列車輸送ビジネス「はこビュン」を本格化
JR東日本は10月5日、新幹線など列車を使った輸送サービスビジネスを本格展開すると発表した。列車輸送サービスの名称を「はこビュン」に統一し事業の周知を図る。
商品の列車輸送は朝採れ野菜や果物を、新潟や長野などの生産地から消費地の東京に早く届ける取り組みとして2017年にスタート。車内販売準備室などを利用して、実証実験的に取り組んできた。
輸送実績が増えたのはコロナ禍の2020年以降。利用客が大幅に減少したことで、空いた客席も利用し商品の輸送を拡大してきた。
現在は農水産物だけでなく首都圏の商品を地方に輸送し催事を開いたり、JR他社との連携で函館や金沢から特産品の輸送も開始している。利用頻度の低いホームを物流拠点として活用する取り組みも進めている。
はこビュンでは、商品は駅への持込みで受け付ける。発車30分前まで受け付け可能なことから、今後は医療品など緊急性の高い商品の輸送も検討する。
情報提供:トラベルニュース社