アイスランド、フェロー諸島、グリーンランド、デンマーク、「新型コロナウイルス」の影響‐続報 (9/20の状況)

  • 2021年9月21日
  • 出典:OTOA

「新型コロナウイルス」に関するアイスランド、フェロー諸島、グリーンランド及びデンマークの状況をお知らせいたします。

日本の厚生労働省・各自治体が発行する「新型コロナウイルス感染症予防接種証明書」(和英)の有効性について、アイスランド、フェロー諸島、グリーンランド、デンマークの各所管部署と確認が取れております。

また、アイスランド及びグリーンランドについては 日本で受診・発行のPCR陰性証明書の有効性を確認済です。

検疫・出入国要件はそのつど変わりますので、最新情報は各国大使館にご確認ください。

■ アイスランドの状況

◎ 日本からの旅行者の出入国時の検疫要件

2021年9月09日から要件が変わり、日本からも「ワクチン接種完了者のみ」入国・旅行ができます。

2回目の接種から14日以上経過した「新型コロナウイルス感染症予防接種証明書」を所持し、ケフラビク空港到着前72時間以内に日本で受診・取得したPCR検査の陰性証明書をアイスランド行き航空便の搭乗手続き時、及びケフラビク空港到着時に提示することで入国が可能となり、空港到着時のPCR検査受診は不要となります。(7日以上滞在する業務渡航者は、空港到着時にPCR検査が必要です。)

出国時は、出発の72時間前以内にレイキャヴィクにて受診・取得したPCR検査の陰性証明書の提示が必要です。そのPCR検査で陽性となった場合には隔離施設で療養後、PCR陰性証明書を取得した後に出国が可能となります。

→ 参考: Regarding travel restrictions to Iceland as a result of COVID-19 | Logreglan

 https://www.logreglan.is/english/regarding-travel-restrictions-to-iceland-as-a-result-of-covid-19/

◎ 現在の感染状況、ワクチン接種状況

アイスランドは第4波の峠を越しており、迅速抗原テストを活用し、2021年9月15日より国内の各規制がさらに緩和されております。

新規陽性者数は国内検査で25名(うちワクチン接種完了者は8名)、入国時PCR検査を受けた1,333名のうち陽性者は1名、現在隔離中の感染者309名。

入院者は9名、うち集中治療室に入っている人は2名、死亡者数累計は33名です(うち外国人旅行者は2名)。

感染の疑いのある国内の自主隔離者数は992名、入国者の自己検疫者数は296名で自宅等で経過観察中です。これまでの感染者累計は11,471名です。

人口の74.2%にあたる274,175名が2回目のワクチン接種を完了し、1回目を含めると国民の76.1%が接種を完了、46,674名が3回目のブースター接種を完了しております。

なお、ワクチンは、欧州医薬品庁で承認されたファイザー、モデルナ、アストラゼネカ、ヤンセンの4種が認められております。

■ フェロー諸島の状況

◎ 出入国時の検疫要件

昨年2020年7月以来、日本から入国&旅行が可能となっておりましたが、本年4月01日以降は、2回目のワクチン接種後8日を経過すれば、空港到着時「ワクチン接種証明書」及び「入国前3日以内に受けたPCR検査陰性証明書」を提出し、空港でカード決済にてPCR検査を受け、その日の夜か翌日の正午までに判明する結果が陰性であれば、即旅行が可能となる運用が継続しております。

空港到着時のPCR検査は9月01日に終了となりましたが、到着2日前に一回(有料)、到着2日後に一回(無料)、PCR検査を受診することが強く推奨されております。

◎ 現在の感染状況、ワクチン接種状況等

現在の感染者数は38名、これまでの感染者数累計は1,070名となっています。検疫中の人は127名、入院者は1名、死亡者数累計は2名です。

現在、人口の66.5%にあたる35,640名が2回目のワクチンの接種を完了、1回目のワクチン接種済みの人を含めると国民の70.1%が接種を完了しております。

12~15歳のワクチン接種が進んでいるほか、短期滞在の外国人旅行者も無料でワクチン接種が可能となっております。

なお、フェロー語のデジタルワクチンパスポートがEUに承認されました。

アトランティック航空のフェロー諸島~コペンハーゲン空港間のフライトは、昨日9月20日は6便が運航しております。

■ グリーンランド

◎ 出入国時の検疫要件

9月06日より2回目のワクチン接種済み旅行者は、コペンハーゲンでの搭乗手続き時に「接種後14日経過したワクチン接種証明書」、「入国前72時間以内に欧州で受診し取得したPCR陰性証明書」及び「Summut用紙」を提出すれば搭乗・入国が許可され、到着時のPCR検査や入国後の自己隔離は免除され、即旅行が可能です。

◎ 現在の感染状況、ワクチン接種状況等

現在の感染者は102名、死亡者は0名、累計の感染者数は469名、国立病院の入院者は1名です。

現在人口の63.5%にあたる35,924名がが2回目のワクチン接種を完了、1回目を含めると72.4%が接種を完了しております。

2021年7月01日よりコペンハーゲン~カンゲルルスアーク線が週4便となり、日本を含め外国人は1便223名まで搭乗が可能です。なお9月06日以降、1週間あたりの入国者数は1,500名に引き上げられ、10月01日からは制限が撤廃される予定です。

なお、ワクチン未接種者は、国内線への搭乗が不可となっております。

■ デンマーク

国内すべての規制が解除されておりますが、日本はEU渡航基準を超えているため「オレンジ国」に分類されました。

◎ 出入国時の検疫要件

「オレンジ国」に分類された日本からも、所定の「ワクチン接種証明書」(接種後14日経過、1年経過してないこと)、及び入国前72時間以内に取得した「PCR検査陰性証明書」の提出により、到着後の隔離も不要、宿泊を伴う場合も含めトランジットでの入国も可能です。

※参考: デンマーク政府の旅行者向けホームページ

 → Travelling to Denmark as a tourist

  https://en.coronasmitte.dk/covidtravelrules

◎ 現在の感染状況、ワクチン接種状況等

デンマークの現在の感染者数は8,082名、入院者数は99名で、うち22名が集中治療室に入っております。死亡者数は2,630名で、PCR検査を受けた累計数は41,594,112名です。

国民の73.9%にあたる4,334,093名が2回目の接種を完了、75.8%が一回目の接種を完了しております。10月01日までに1回目の接種率を90%以上にするため、大手スーパーマーケットでのワクチン接種が可能となっております。

以上、ご注意ください。

情報提供:株式会社ヴァイキング日本海外ツアーオペレーター協会