8月の宿泊業倒産は今年最多の14件、新型コロナ倒産が半数を占める-TSR調査
東京商工リサーチ(TSR)によると8月の宿泊業の倒産は前年同月比250%増の14件で今年最多となった。負債総額は前年同月比159.3%増の75億2000万円で3ヶ月ぶりに前年同月を上回った。
原因別では販売不振が10件、形態別で破産が10件、特別精算が2件となった。新型コロナウイルス関連倒産は7件で、倒産全体の5割を占めた。
倒産したSHIはビルやマンションを借り上げ、福岡を中心に10箇所でResidence Hotelを運営。2018年3月期には約6億7100万円の売上、直近は10億円を超えていた。しかし新型コロナウイルスの影響により需要が激減、リモートオフィスの提供もしていたが回復せず、不動産オーナーに家賃の減額などを要請していた。さらに委託料請求訴訟の被告になるなどトラブルも表面化し6月11日に事業を停止。8月17日に福岡地裁より破産開始決定を受けた。負債総額は17億200万円。
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