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【北京現地レポート】ついに開業を迎えるユニバーサルスタジオの厳しい環境

  • 2021年8月31日

北京冬季オリンピックによってもたらされたスキー市場の発展

 北京冬季オリンピックが近づくにつれ、中国では非常にニッチなスポーツであるスキーが突然人気スポーツへと変貌しました。2015年のオリンピックの落札以来、中国はスキー産業の発展を促進するための一連の政策を発表しました。2019年には、中国国内のスキーリゾートの数は770に達し、2014年に比べて67%増加しました。2020年11月以降、2018年同時期と比較してスキーをテーマにした旅行商品の予約数は350%以上増加し、アリババの2020年のスキーおよびその他の機器の売上は2018年と比較して10倍以上増加しました。

 北部は地理的に自然な利点があり、スキーリゾートの資源が豊富ですが、近年、南部市内の中小規模のスキーリゾートが次々と出現し、世界最大の屋内スキーリゾートも上海に上陸します。南部の人々にとっては、地元で雪遊びをすることの喜びを実感しました。

 リゾート周辺のサポート施設はますます充実しています。便利な交通機関と宿泊施設、明るくモダンなスキーショップが、より良いスキー体験をもたらします。2022年の冬季オリンピックが近づくにつれ、スキー関連のトピックは益々人気が高まっています。米国、日本、その他の国々の経験を参考にすると、冬季オリンピックの後、中国のスキー産業は、黄金の10年の発展の到来を告げるでしょう。まだ中国国内のスキー市場は、海外のスキー産業の先進地域と比較して、比較的初期の開発段階にあることは否定できませんが、今後潜在的な消費者需要が活用されていくのではないのでしょうか。

冬季オリンピック競技場

インドアスキー場

 大興空港は国内線の乗客にサービスを提供するために国際線ターミナルエリアを開放する予定です。2019年9月26日に800億元以上の費用がかかった北京大興空港が開港し、その美しい形は「芸術作品」として賞賛されました。しかしながら、開業からわずか3か月後、新型コロナウイルスの影響で、 2020年3月13日より、大興空港は国際線の運航を停止し、首都空港(北京のもう一つの国際空港)の国際ターミナルと同様に航空機の「保管場所」とされてきました。国内旅客の流れが増加するにつれて、多くの国内空港は国内旅客にサービスを提供するために国際線ターミナルエリアを国内線利用客に対して解放しました。大興空港も改修工事が行われ、間もなく国内線の乗客へのサービスが開始されます。

大興空港ターミナル