グアム政府観光局、ワクチン接種率80%超で旅行者受け入れ体制先行、PCR検査費用もサポート-日本代表 金子宗司氏
「Air V&V」を通じてグアム旅行のロングステイ化に期待
販売サポートキャンペーンやプロモーションは10月以降に強化
-海外旅行再開には、帰国後に求められる14日間の自主隔離や、外務省の感染症危険レベル3の発出などの障害が残っていますが、これらが解除されればグアム旅行需要は急回復しそうです。
金子 今後緩やかにグアムへの渡航が回復していくと予想しています。14日間の自主隔離期間が短縮されたり無くなったりすれば対象は一気に広がります。その場合、グアムは日本からわずか3時間半、時差も1時間という地理的に有利さがあるのは大きなアドバンテージです。
帰国後14日間の自主隔離期間があっても夏休みは学生や20~30代女性たちの旅行需要に期待します。グアムから日本への帰国時にはPCR検査による陰性証明が出国条件になりますが、そのためのPCR検査センターがタモン地区に開設され体制が整備されています。
-航空会社の運航状況はいかがですか。
金子 ユナイテッド航空(UA)が夕方便(197便)を毎日運航していますが、日本航空は10月30日までの運休を発表しています。
-安全・安心を担保する現地体制について、グアム政府認定及びWTTCセーフ・トラベル・スタンプの現状や、各種施設の営業状況を説明ください。
金子 スタンプの認証済み施設は123施設まで拡大しました。またグアムでは7月末に成人人口の80%がワクチン接種を完了したことを受けて各種営業制限が緩和されレストランやバー、小売店などの営業制限は解除。ホテルも全部営業を再開しています。
ショッピングセンターもマイクロネシアモール、GPO、タモンサンズプラザ、Kマートが営業し、DFSは9月17日にオープン予定です。飲食やショッピング施設が再開しグアムの海や自然を楽しむ環境は存在しますからグアムを十分に楽しんでいただけるはずです。
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