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【コラム】生き残るための情報交換・勉強会、やって良かった!

  • 2021年8月2日

 観光産業関連企業が生き残るための業態転換や新たなチャレンジに関して、侃々諤々意見を交わす勉強会?を先週実施しました。メンバーはこの会の発案者オダギリさん、別府の老舗ホテルの跡取り婿養子さん、バス会社を親会社に持つ旅行会社社長、大阪北新地で飲食店や飲食ビルを経営する若手オーナー、コロナ禍に旅行会社とは別に唐揚げ屋さんを開業した社長と私の6名。

 果たして「勉強会」の体をなすのか?正直なところ心配だったのですが、全くの杞憂でした。2時間を予定していたのですが、終わってみれば4時間超え…。それも終了後に時計を見てはじめて気づくほど、会話に夢中になっていました。

 印象に残っているフレーズの一部を紹介します。これだけでは意味が分からない部分も有ると思いますが、8月中旬掲載予定の当会の記事にて詳細はご確認下さい!

●観光から「関係」へ
●コロナ後は地域から選ばれる旅行者・旅行会社という視点が必須
●動けない時は無理して動かず、今しか出来ない、今だからこそ出来る事だけをやる
●脱従来型団体旅行、他人だけど共有出来る価値観を持つ集団の形成
●温泉と食事だけの魅力では他の地域に勝てない、お土産は健康、温泉を科学する
●未経験だけど挑戦する、未経験だからこそフランチャイズを選んだ

 手前味噌で恐縮ですが、本当に面白かった。皆さん知恵も汗も絞り、リスクも承知の上でこの未曾有の危機になんとか立ち向かおうとされており、その逞しさに大いに勇気づけられました。

 同じメンバーで半年後に再度この会を開催し、進捗や成果、反省をお聞きしたいと思っています。また、次回は東京(今回は大阪開催)で同じテーマ、新たなメンバーにご参加頂き第二回を開催したいと思っていますので、詳細決まり次第、当コラムにて参加者募集を兼ねてお知らせいたします。

※この勉強会の後、たまたまお会いした焼肉店の店主の方から伺った話を最後に紹介させて頂きます。

コロナになって止めた事:テイクアウト
コロナになって変えた事:生ビールのサーバーを30リットルから7リットルへ、お肉のランク・質(勿論、良い方に)。

 何れも「お店でしか味わえない」楽しみをお客様に最大限感じてもらうため。一般的にはテイクアウトを始め、食材含めコストカットに走りたくなるものだと思いますが、真逆を行かれています。このお店、予約は受けていないのですが、このご時世でも開店前に行列が出来る日も少なく無いと聞いています。
「人の行く裏に道あり花の山」

岡田直樹
㈱エフネス代表取締役社長兼トラベルビジョン発行人。27歳でエフネスの前身㈱ルゥエストを創業し、31周年にあたる今年に至る。旅行素材のホールセール、観光関連企業への決済サービス提供、緊急対応代行、業界誌トラベルビジョン運営等々、主に観光産業内のB2B事業に携わる。
㈱ティ・エス・ディ代表取締役、一般社団法人インバウンドデジタルマーケティング協議会理事、㈱ミックナイン社外取締役​