【上海現地レポート】多様な観光資源、コロナ禍に訪れたホテル市場の変化

上海のホテル市場の変化

 新型コロナウイルスの影響で、人々は近距離の旅行を選択する傾向があり、ホテルの投資家も郊外をターゲットにして、消費者の新しいニーズと好みに基づいた戦略を立てるようになりました。上海には今年、19棟の中級から高級ホテルが建設されると予想されており、5000 以上の客室が市場にあふれ、ホテル市場の約50%を超高級ホテルが占めると予想されています。ヒルトンやマリオットなどのホテルグループが上海郊外に高級ホテルの出店を計画しているということも耳にします。

 しかし近年、一部の海外ハイエンドホテルブランドの競争力は低下しています。高級ホテルの高い料金と低いリターンに不満を抱く宿泊客が増えているからです。上海にはフォーシーズンズホテルが2つありますが、昨年5月15日、浦東のフォーシーズンズホテルはインターコンチネンタルホテルズグループに買収されました。さらにフォーシーズンズホテル浦西は2020年6月1日をもって閉店し、リノベーションの段階に入りましたが、リノベーションの過程でハイアットホテルグループに引き継がれ、これによりフォーシーズンズホテルは上海のホテル市場から一時的に撤退する運びとなりました。

 一方で、地元の消費者のニーズをよりよく理解した質の高い国内ホテルが続々と登場し、ホテル市場を二分しています。これからますます競争が激しくなるホテル市場でどのようなホテルが宿泊者の心を掴むことができるのか注視することとします。

閉店したフォーシーズンズホテル

渡航情報

 中国国外から上海に入国する渡航者に対して、PCR検査 及び14日間の隔離措置及び7日間の在宅健康観察が行われることとされています。中国国外から上海市に入境し、江蘇省、浙江省を目的地とする渡航者については、上海市にて3日間集中隔離された後、4日目に移送要件を満たした場合、各省が手配した専門スタッフ及び専用車が、隔離場所から目的地に移送し、引き続き各都市の政策による集中隔離となります。

上海外灘